資産形成をする上で覚えておくと良い心理学

資産形成をしていく上で鍛えておかなければならないことがあります。それは、上腕二頭筋、ではなくてメンタルです。
資産形成をしているうちに必ず暴落は何度かやって来ます。そのときに「場を退場」してはいけないのです。

そのためには経済、投資の理屈を押さえておくことと、もう一つ。人間はこんな心理で動いているんだと言う人間の心理の理屈を押さえておくのが良策です。
では資産形成、投資において知っておいた方がいい心のルールを見ていきましょう。

ガイアの法則

お金の出ていくスピードは、そのお金を稼ぐ為に使った、時間や労力に比例する

言い換えると

短期で稼いだお金=出ていくのが早い
長期で稼いだお金=出ていくのが遅い

という法則です。

一番いい例がギャンブル。宝くじを含むギャンブルは短期で大きく稼ぐお金です。「悪銭身につかず」「あぶく銭」と言うやつです。
そこまで行かなくても、会社員のボーナスもそうかもしれません。

「よーし今日はボーナス入ったからみんなで焼肉だ!」
「ねぇ、あなた〜、ボーナス入ったから洗濯機買いましょうよ〜」

がこの類でしょうか。

資産形成ではなく、投機もこれに当たります。短期間で稼いだお金は余程の自制心が無いとあっという間にどこかへ行ってしまうのです。
高額の宝くじが当たった人は必ずしも幸福にはならない、そんな話を聞いたことがありませんか?

パーキンソンの法則

支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

人は稼げば稼いだだけ使ってしまう、ということです。学生の頃、貧乏だった新入社員の頃、

こんな食事で満足だった。
こんな住まいで全然平気。
こんな物を買うのは夢だ。

そんな思いを皆さんもしてたはずです。
しかし年齢も重ねて、収入が増えると増えた分どんどん使ってしまう。一度支出が増えるとなかなか減らす事ができない。
それはごく自然なこと、なのです。
もちろん何かが起こり、収入が減ると自然と支出も調整して、収入=支出に収まってきます。
これを無理に「借金」で収入を大きくする、支出分を賄う、と言うことをやってはいけません。
そして、これを逆手にとって利用するのが

収入ー貯蓄(投資)=支出

の計算式です。先に貯蓄分を引いてしまえば、人は残った分で生活するようになります。あとは貯蓄の額を決めるだけで自動的にお金は残す、殖やすことができるのです。

損失回避の心理

人は目の前の損失を回避する傾向があります。例えば…

A. コイントスで表が出たら3万円もらえる。
B. コイントスで裏が出たら2万円支払う。
このコイントスゲームに、あなたは参加しますか?

表と裏が出る確率は50%、50%。
もらえる時は3万円、払う時は2万円。
冷静に考えると割が良い勝負です。
何回もやって、確率が5分5分になれば儲かります。でもやらない人が多数なのです。

逆に
「本日限り50%オフ!」や「期間限定商品!」と言われると「今買わないと損をする、今買わないと無くなってしまう」と言う損を回避するために人は買ってしまうのです。
完全に販売側に踊らされていますね(笑)

当然これは資産形成にも影響してきます。
資産運用における一時的な損失で怖くなってやめてしまう。そもそもその損が許容できなくて預貯金、タンス預金で満足する。

トレーダーにならずに投資家になろう!

資産形成は上記3つの心理との闘いでもあります。

収入分だけ使わずにお金を残し、じっくり時間をかけて資産形成していく。決して諦めない、地道に続けていく。
それにはトレーダー(売ったり買ったり)にならずに投資家(長期分散投資)になる事を目指さなければなりません。
これら人間の心理に抗い、投資家になるにはどうすればいいのか。
その唯一の方法は「天引き積立投資」です。
何度もお話ししてきた

収入-貯蓄=支出
長期分散積立投資

この二つを組み合わせてやっていく投資が唯一の方法です。
これをすればドルコスト平均法も使えるのですから。

投資を始めるのは少しでも早いほうが良いです。何より時間が味方をしてくれるから。今回のコロナショックでよくわかったはずです。暴落しているときにあえて買いに行くのは難しい。その後の回復期でももしかしたらまた下がるんじゃないかと買いに行けない。

そんな心の戦いに勝つために長期分散積み立て投資をぜひ始めてみてください。いつやるのか?今でしょ…

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自分の心を自制して
お金に旅をさせよう


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