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生理が楽しみになった〜Thinxを使った時の体験記〜

おはようございます、だいぜん(@daizennnn)です。

最近生理が来ることが楽しみになりました。




今まで生理になると考えることが余計に増え、生理痛もあるし、ナプキン買わなきゃなど、色々ストレスでした。(さらにゴミも出るので、それも不快だし、環境負荷も大きいんだろうなと考えていました)
同じ悩みを抱えている人はほぼほぼ生理がある人全員に言えると思います。

しかし、Thinxを購入してみて、この悩みが半分以上なくなりました。

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Thinx(シンクス)とは

このThinxを知ったのはNewspicksのこの記事。

2011年にアントニア・セイント・ダンバー、ミキ・アグラワル、ラダ・アグラワルの3人の女性により、ニューヨークで創業されたフェムテック企業。

フェムテックとは
FemTech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語。女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決できる商品(製品)やサービスのことを指す。
([IDEA FOR GOOD Femtech(フェムテック)とは・意味 より引用)

生理用の吸水ショーツ(サニタリーショーツ)がメイン商品であり、これ1枚あればナプキンもタンポンもいらないという。
もちろん洗濯すれば何度も使えます。

商品バリエーションは生理用パンツがメインで、2018年にはティーン向けのBTWNという新ラインをリリース。
2019年には速乾性が高いThinx Air、現在トレーニング用ショーツ、吸水ショーツのついたパンツも販売しており、下着だけにとどまらず、つけていることを忘れるようなアクティブ活用もできるラインも展開しています。

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(公式サイトから引用)

Thinxの特徴を3つ挙げると「吸水性」「デザイン」「何度も使える」ということ。

1. 吸水性💧
生理中で1番の悩みが何回も交換しないといけないということ。
Thinxは吸収性の高い素材を使用しており、さらに生理の血の量に合わせてショーツを購入できるので、多い日でもバッチリ吸収してくれます。

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商品の一つ一つは血の量に合わせて設計されています。
例えば上記の商品であればかなり血の量が多くても安心できるとアイコン5つで表示されています。

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血の量も具体的に人によって基準はバラバラで、定量的に〇〇mlの血の量と書いていてもわかりません。
ですが、Thinxは「レギュラータイプのタンポンなら5本分の吸水力」と実体験に基づいた血の量が書かれているので、購入前のユーザーも想像しやすいですよね。
(わたしはナプキンを使用することが多かったので、「Reguar pad」に合わせて確認しました)


2. デザイン🎨
イメージの中の吸水ショーツってもったりしてて、重たい印象
わたしは「ナチュラル!」みたいなイメージがあって、色も淡い色が多い印象でした。
いや、血がついたら見えるじゃん、っとツッコミを入れたくなります。

Thinxはカラーバリエーションも種類によっては豊富です。

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わたしが気に入っているのは、黒があるということ。
(私服でもそうですが)黒っていいんですよね、何かついても目立たないし、万が一血が漏れていても見えない!
だから迷わず黒を購入しましたね。

色のバリエーションだけじゃなく、デザインも様々で、普段使いのショーツも上の部分がレースになっていたり、スポートタイプだとボクサーパンツ型になっていたり、好みの形に合わせて購入できます。

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ショートパンツみたいなサニタリーショーツもあり、もはや下着だけではないんですね。

もちろん、サイトをご覧の通り、デザイン性が高くて、Thinxが使っている言葉一つひとつもきちんとデザインされているなと感じています。


3. 何度も使える🌀
生理用ナプキンやタンポンなどを捨てるときに、どうしてもゴミが発生してしまいます。
ですが、サニタリーショーツは洗えば何度でも使うことができる!というのが1番のポイントではないでしょうか?

しかし、サニタリーショーツのデメリットとして考えられる「洗わないといけない」
(だから利便性を追求すると、使い捨てになってしまうのも納得です)

Thinxの良いところはそのまま洗濯機に入れても大丈夫なこと。
(すみません、筆者の家には洗濯機はないので家では実験していません。ランドリーに出したことはありますが、普通に問題なさそうでした)

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公式サイトにも洗い方が書いてあります。

簡単に解説すると

💧洗濯機で洗う場合
デリケートモードで洗濯機に入れます(他の洗濯物と一緒に入れてもOK)。
ただし、漂白剤や柔軟剤は入れないで。

✋手洗いの場合
もし洗濯機がなければ、ぬるま湯で手洗いしてください。
Fun Fact:デリケートなものを手洗いすることで、伸縮性を保つことができます!


☀️乾燥
湿気のない場所に干し、完全に乾くのを待ってから収納してください。
アイロンは使用しないで!



購入しようと思った理由

簡単にいうと、環境負担を減らしたかったから。
これに尽きます。

ベジタリアンになった大きな理由の一つとしても環境負荷がありました。

調べてみると、生理用ナプキンは海で拾われるゴミの中でもトップ5に入るとか。
せっかくビニール袋をもらわないようにしたり、気をつけていたにもかかわらず、1枚の生理用ナプキンがレジ袋4枚相当になるという事実を知りました。

以下のリンクに詳細があります。

我が家で一番と言っても過言ではない、環境負荷にインパクトがある活動が「使い捨てナプキンを使わない」ということに気付きました。

また、生理が来るたびにわたしはナプキンとタンポンを併用していたので、毎回の購入費用が嵩張るし、買い忘れたときは絶望だし、常に交換しないといけないストレスがありました。

さらに、年間にどれだけナプキンを購入するのに使っているんだろうかと考えたところ、結構な額を使っているそうです。

女性が生涯に生理用品に費やすお金は、月々1,450円、生殖期間(12~52歳)全体で約70万円だという。
衝撃! 女性は生理用品にいくら使う?より引用

しかも、日本よりも物価が安そうなメキシコでも、思っているほど安くはありません。
経済的負担は多いんだろうな、と日々感じていました。

ということで、環境負荷・経済的側面・煩わしさを考慮して、「投資だ!」と思いサニタリーショーツを購入することにしました。



注文してからと着けてからの体験

Thinxはアメリカにありますが、メキシコからも注文できました。(ただし関税が別途掛かってしまうので注意。わたしは注文が届いたときに関税がかかるということを知り、慌てて8000円ほど払いました。。。関税ってこんなに高いんですね)

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まぁ、注文が完了すると、こんな感じでメールが来ました。
ワクワクさせられます。(改めてブランドのトンマナって大事だなーと感じさせられます)

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発送されると、発送状況もお知らせしてくれました。
状況がわかることで、注文から届くまでのモチベーションを上げてくれます。
ライティングは割と淡々としてますが、Gifがあることで気持ちを盛り上げてくれます。いい。

さて、到着しました。こんな感じのしっかりした箱に入ってました。

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そしてわたしを迎えてくれた言葉が素敵。

「For every generation ready to sαy goodbye to stigmas around periods and bladder leaks. It's about time.
(生理や血の漏れにまつわるトラウマを抱えるすべての世代のために。やっとさよならを言える時。)」

ただ、環境のことに向き合っているのに、ビニール袋での梱包だったこと。衛生上必要なのかもしれませんが…。(そんなこと言うと、アメリカから輸入した空輸にかかる負担も気になってくる)

ついてきた説明書もなんとも言えないくらいカワイイ。

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これを開くとThinxのミッション(想い)が書かれていています。
中は他の製品ラインナップの説明ですが、裏面は取扱方法が簡単に記載されているので、それを見たら扱い方も簡単にわかります。(さらにフィットしなかった時の返品方法についても)

わたしが購入した製品は以下。
Cotton Brief (black) コットン素材のショーツ
・Cotton Starter Set コットン素材のショーツが2枚セットになっているも
・Sleep Shorts 寝る時に履く短いパンツ
・Super Hiphugger 最も売れている人気商品。


そして早速着用してみます。
タイミングよくその日には生理はこなかったのですが、着け心地確認のため1日試してみました。

手で触った時は股の部分は分厚いんですけど、着用してみるとゴワゴワ感ないし、生理ナプキンつけてる時見たく、ずれるとかそんな心配なんてなし。
着け心地OKです。

生理日じゃない時の体験が良かったので、今までに感じたことがないくらい生理がくるのが楽しみになりました。早くこーい!








さて、生理がきたので着用してみました。ここからはわたしの血の量と日数に合わせて感想を書いてみます。

1日目 血の量:💧💧💧💧
「来るぞ」と予感がしたので、着用。そしたらきました。
だいたい初日はじわりじわり痛みが来るのですが、「あれ?今回生理痛控えめ」と感じるほど。
(もしかしたらプラセボかも)
日中も血の量が感じられたので、ドキドキしていましたが、ズボンにつくこともなく。
お風呂入る時に確かめると、全部ちゃんと吸収されてました!
寝る時は不安だったので、Sleep Shortsと一緒に2枚履き。
さすがに1日血が付いたショーツを放置はしたくなかったので、とりあえず水につけておくことにしました。
2日目 血の量:💧💧💧💧💧
2枚履いてても、Sleep Shortsには全く血は漏れていませんでした。(チャレンジングにもショートパンツで寝ましたが、シーツに付着も全くなく)
そして2日目が一番重たいんですが、生理痛がほぼ来ませんでした!(気持ちの問題?)
量は一番多いんですが、それもしっかり吸収してくれています。
日中は不安になったので、一応交換をしました。
寝る時はSleep Shortsも履いて。

昨日水につけたショーツはすぐに洗いました。水につけておいたので、染み込んでいた分がドドっと流れていました。こんなに吸い込んでいたんだとびっくりしましたね。(ちなみに我が家は洗濯機がないので、ランドリーに出しますが、ランドリーに行くまで放置したくないので)
2日目に履いたものも、次の日に洗うためにつけ置きしておきます。
3日目 血の量:💧💧💧
徐々に量が減ってきているので、3日目は全く交換せず。
血を吸収してる感はありましたが、1日中違和感もなく過ごせました。
会社に行ったのですが、交換する心配がない、ナプキンをトイレにいちいち持っていくこともありません。
1日会社にいてて歩くこともあったのですが、全く違和感なく。
寝る時はSleep Shortsも履いて。
4日目 血の量:💧💧
1日単位で結構血の量が変わるんだな、と意識させられます。
この日も会社にいきましたが、トイレにナプキンを持っていくことのストレスが全くありません。荷物がすくなるのはいいですね。
5日目 血の量:💧
ほぼほぼ少なめ。
まだ少量あるので、着用しておきます。
6日目 血の量:💧
終わりかけ。
念のため着用期間。
7日目 血の量:—
おわりー!
でも不安なので念のため着用。
つけていても違和感ないので、つけておきたい感です。

ショーツは合計4枚買っているので、毎日洗ったものを7日間使っていました。
終わりかけの時はほぼほぼ血がついていないので、ランドリーにまとめてポン。
何より素晴らしいのは大きく動いても血が股につくこともないし、寝ている間も気にしなくていい。(さらにパジャマ用のショーツが最高。肌触りもさらさらしているのでおすすめです。)


体との向き合い方が変わった

さて、自分が実験台となりサニタリーショーツを試して、Thinxでの体験が素晴らしいなと思いました。
他のメーカーを使ったわけではないので、一概にThinxをおすすめしたい!とは言いません。
ですが、Thinxの持っているブランドこそが多少高くても惹きつける何かになっているんだと、利用してみることで感じることができました。

またブランドイメージを保つため、Thinxらしさやメッセージを発信する手段として、Thinxが使っている言葉に注目して欲しいです。

👫For People with Periods
「Periods」は生理のこと。つまり「生理がある人々へ」という意味。
「生理」=「Women」「Girl」ですが、生理があるのは限定して女性というわけではない、ということをメッセージとして伝えています。

🙌The EveryBody education program is an inclusive medically accurate
「EveryBody」は「Everybody」を分解して「Body」と「Every」に分けています。
直訳は「みんな、全ての人」ですが、「みんなの身体」という表現をしています。
生理を意識することで、身体を大事にしたい、という想いが込められているんだと思います。


これらの言葉の力もあり、自分自身も生理への向き合い方が大きく変わったなと実感しています。


そして環境に対して、自分の身体に対しての意識が変わったなと実感しています。

🌿環境への配慮
上記の通り、使い捨ての生理用品はお金だけでなく、大量のゴミを生んでいます。(1枚の生理用ナプキンがレジ袋4枚相当になるなど)
いくら頑張ってレジ袋を減らしていても、生理がある時は1日に5〜6枚使っていると、環境へのインパクトは1日で20〜24枚相当のビニール袋をただ捨てているということになります。

環境のことを考えると、手洗いさえも全然苦にならないし、「小さな貢献」をしている実感がそうさせているんだと思います。


✌️身体に向き合う
自分の身体のことを本気で向き合う、「量がこれくらいだから、今日はXXタイプを着けよう」と身体の声を聞くようになった気がします。

生理がくることが嫌なことと思っていましたが、ちゃんと向き合うことで身体が応えてくれていて、それで生理痛が軽くなったと感じました。
プラセボ的な部分もあるかもですが、とにかく身体も環境も大切にする意識が大事です。



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面倒だと思うこと(洗わないといけないなど)もありますし、そもそも値段もそこそこ張ります。
でも何か行動を起こさせるには、「何かに貢献している」という気持ちにさせることが大事で、もはや自分のメリットや利便性重視では行動できない時代なのかなと思っています。

自分の行動が自分の意思表示でもあり、それが何か他者や他のことに貢献しているのであればいいなと願っています。

それでは!

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