見出し画像

『ワン・シング』- マインドフルネス警察の日報

【読書】『ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果』

やることが多すぎて、結局自分は何がしたいのだろう。

「なんでもやろうすること」は組織の中にいると褒められることがあります。

ぼくが所属いていた組織も「なんでも挑戦すること=善」という環境で、真に受けたぼくもありとあらゆることに手を出していました。

しかし手をつけた全てのプロジェクトに関して、結局残ったものはそこそこの結果。

やることが多く忙しい日々を送る中で、結局自分は何をしたいのかを問い直した時に見つけたのが『ワン・シング』という本です。

この本では、何かに一点集中して取り組むことが大成功の秘訣であることが説明されており、本から学んだ重要箇所を、毎日少しだけ抜き書きしていきます。

望むものを手に入れる最善の方法は「一つのこと」に集中すること。大成功を収める時、集中力を一つにことだけに向け、成功にばらつきがあった時には、焦点も定まっていない。目覚ましい成果は、どれほど的をしぼれるかによって決まる

【普通の人の考え】
・仕事や人生を充実させるには、多くのことをこなす必要がある
・大成功は時間のかかる複雑で大変なこと
・スケジュール表がいっぱいに埋まる
・終わりなきTODOリスト
・成功には手が届かないと考える
・多くのことをしようとして結局は何もできない
・やがて多くを期待しなくなり、夢を諦める

【多くやろうとすることの問題点】
・うまくいっても不都合なことが多く出てくる
・期限に間に合わず期待外れの結果
・大きなストレスにさらされる
・時間を奪われる
・睡眠不足
・ひどい食生活
・運動不足
・家族や友人と過ごす時間のなさ

明日も引き続き、本からの学びを紹介していきます。

【瞑想】『マインドフルネスストレス低減法』からの学び(箇条書き)

【私たちが知るべきは「現在」という瞬間だけ】
・「現在」という瞬間には、その存在を認めて尊重しさせすれば、魔法のような特殊な力が秘められている
・「現在」は誰もが持っている
・「現在」という瞬間だけを知覚し、学び、行動し、変え、癒さなければいけないので、瞬間瞬間を意識するということがとても大切

【瞑想においての努力の重要性】
・瞑想では努力するということ自体が目的
・努力することによって人の体験は生き生きしたものになり、人生はより本物になっていく
・日々の瞑想のトレーニングは、生活の中におだやかで、静かで、単調なひとときを意識的に作り出すようにするもの

【瞑想でやることと得れるもの】
・生きていくうえでの基本的な体験、たとえば呼吸や体が感じる感覚、心に浮かぶ様々な思いが移りゆくさま、などに注意を集中
・瞑想を毎日繰り返すと、瞑想を行っていない時でもおのずと注意をはらうようになっていく

【マインドフルネス瞑想の目的】
マインドフルネス瞑想は目覚めているすべての瞬間を意識的に過ごすためのもの。ゴミ出しに行く時にも常に注意を集中し、私たちの心や体の中で生じている様々な動きをコントロールし、自分の内部の世界と外の世界とのズレをうまく操れるようになる。

3分瞑想のやり方

瞑想に興味があるけど、瞑想のやり方が分からなくて始めれないならば3分瞑想がオススメ。

3分だけなので、気負わずにすぐに始めることができます。

【3分間瞑想のやり方】
・3分だけでいい
・座ったまま
・目を閉じて
・力を抜く
・背筋を伸ばす
・呼吸は自然に任せる
・どんなふうに感じているかを感じる
・呼吸を観察する(呼吸に注意を集中する)

瞑想は、意識的に心や体を観察して、今という瞬間から次の瞬間に向けて体験したことを、あるがままのものとして受け入れるプロセスです。

マインドフルネス瞑想の本を読むまでは、瞑想とは何か特別なものを感じることだと思っていたのでとても新鮮でした。

食べる瞑想のやり方

3分瞑想に興味がわかなければ、「食べる瞑想」というのもあります。

これは言葉どおり、食べることを通じて意識を集中する方法を学ぶもの。

瞬間瞬間を体験しながら食べることによって、今まで何となく食べていたものでも思わぬ発見があります。

また食べる瞑想は、瞑想が「何か普通ではないもの」や「神秘的なもの」という誤解を解くのにも使われるトレーニングです。

「3分瞑想」と同じく「食べる瞑想」も時間がかからないので是非試してみてくださいね。

【食べる瞑想のやり方】
 ・3粒のレーズンを用意する(アーモンドなどでもOK)
 ・レーズンを初めて見るようなつもりで観察する
 ・指でつまんだ感触、色や表面の状態に注意をはらう
 ・そこでわきあがる思いに気がつく(好きとか嫌いな思いや、感じなど)
 ・しばらくレーズンの匂いを嗅ぐ
 ・口にはこぶために、腕が手を持ち上げるのを意識する
 ・心と体が食べ物を予期して、唾液をだすのを意識し、唇にレーズンをのせる
 ・そのまま口にいれて、1粒のレーズンの本当の味をたしかめながら、ゆっくりとかみしめる
 ・十分にかんだら、飲みくだすときの感触を確かめながら飲みこむ
 ・自分の体がレーズン1粒分おもくなったような気がするか確認

参考図書『マインドフルネスストレス低減法』

ぼくが毎日少しずつ読み進め、瞑想のガイドとして使っているのが『マインドフルネスストレス低減法』です。

ぼくがこの本を使う理由は以下の3つ。

・著者のJ.ジョンカバットジンがMasterClassで講師を務めている。
(MasterClassは世界レベルの著名人が講師を務める、アメリカの有料オンラインクラス)

・メンタリストDaiGoさんもオススメしていた本。

・妻がすでに持っており大絶賛している。
(つまり家にあったので、買わなくても良かったわけです。)

普通の本と比べると本書は390pと大著ですが、毎日少しずつ読み進めて確実に自分のものにしたいと思います。

 3分瞑想の感想

本日も3分瞑想を行いました。

アゴに無駄な力が入っているのを感じ、緊張をゆるめることができました。

観察力を高めれば、ものごとをより深く見ることができるようになるので、訓練を続け、注意を集中させる方法を学ぶことが大事です。

注意が集中できていないと、例えば心配事があったときについ食べ物に手を出してしまいがち。

自分もパンが大好きで、小麦粉に含まれるグルテンが体に良くないと知りつつも、ついつい食べ過ぎてしまっていました。

特にストレスが溜まっている時は、無性にしたくなるのはパンのやけ食い。

湧き上がる衝動と体との関係を瞑想によって知ることによって、機械的にものごとを見たり、行ったりするいつものやり方から脱却できます。

自分もまだまだですので、明日も焦らずコツコツと瞑想を続けていこうと思います。

それでは。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?