なぜ現代日本の小説はつまらなくて、哲学をやってる奴は頭がおかしいのか

 現代の日本の小説がつまらないのと西洋哲学をしている人の頭がおかしいのは、パッと現代小説を読んだり、Twitterの哲学界隈を見れば分かると思う。前から思っている仮説があるので、書く。

 小説がつまらない理由は、小説家になろうとする人間がそもそも時代のセンスが読めていない凡人だからだと思う。現代日本で、売れよう、有名になろう、稼ごう、創作をしよう、と思えばまず「漫画」をやる。絵が描けないなら原作をやる。もしくは映画を撮るだろう。小説なんか誰が読むんだよ!自分の物語や思想を多くの人に売りたいのなら、小説という媒体を使うのはアホだと思う。芸術というのは時代の鏡だが、この現代日本において小説というオワコンを目指す時点で歴史的センスが皆無なので、面白くない。文字だけの本を読む物好きってもういない。CDの売り上げがミリオンとかの時代があったが、もうCDなんか誰も買ってない。今はみんなスマホで漫画を見るかアニメを見るか映画を見ている。小説ってもう骨董趣味だろう。僕は活字が大好きだから小説も好きだが、正直カラマーゾフの兄弟より、進撃の巨人のほうが面白い。
 詩人の谷川俊太郎が「詩の才能を持った人がコピーライターになるようになった」とインタビューで語っていたが、「手塚治虫がいない世界線」で売れっ子小説家をやっているような人が、今漫画界を盛り上げているのだと思う。

 哲学をやっている人間がおかしい理由は、コスパが悪すぎるからだと思う。多分最初の動機は「真理が知りたい」とかだろうが、西洋哲学史を全てやってもどこにも真理なんか書いていない。ハイデガーとかサルトルとか、本当に難解だし、僕も読むのに数か月かかった。それで、収穫がゼロ。存在についても時間についても何にも分からない。西洋哲学史を全てやったところで、ソクラテスに「では知者のあなたにお聞きしますが、善き生とはなんですか」と問われても、口ごもることしかできない。かけた労力に対して、全くリターンがない。真理も分からないし、金にもならない。だからなんとかリターンを確保しようとする。そのリターンが「自尊心」と「モテ」である。
 著名な哲学者のTwitterを見ても、哲学趣味のTwitterを見ても、文体がおかしいし、小難しいことばかり書いているし、肥大した自己愛が溢れ出している。女ってナルシストの男が好きだ。哲学絶望自己陶酔男を演じていれば、モテる。
 あと哲学は普遍的な問題を扱うので、専門バカになる。哲学のことしか知らないのに、時事問題や科学のことを語ろうとする。全体的に自尊心が異常に肥大した異常者になる。本当に狂人がたくさんいる。全知全能だと思っているので、冷笑的になる。
 投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資がやめられない状態をコンコルド効果というらしい。もうやめちゃえばいいのに、やめられない。日本人で哲学史に名を残すのは不可能だ。

 仮説というか偏見だが、別に的外れだとも思わない。創作をしたい人は小説とか哲学とかやめて、今からAIアートに本腰を入れたほうがいい。今から研鑽すれば、いい所まで行けるとおもう

勉強したいのでお願いします