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パルム・ドール全部みる

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カンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールの受賞作品の論評です。
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#おすすめ名作映画

ボブ・フォッシー監督『オール・ザット・ジャズ』めくるめく自伝的名作

<作品情報> <作品評価> 60点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> おいしい水 自…

黒澤明監督『影武者』アメリカでも評判を呼んだ戦国巨編

<作品情報> <作品評価> 70点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 う…

エミール・クリトリッツァ監督『パパは、出張中!』ダークな社会風刺劇

<作品情報> <作品評価> 80点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 主人公の…

ヴィム・ヴェンダース監督『パリ、テキサス』至高のロード・ムービー

<作品情報> <作品評価> 80点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 非常に不…

フォルカー・シュレンドルフ監督『ブリキの太鼓』子供から見た世界の残酷さ

<作品情報> <作品評価> 70点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> 上村 普通に子…

是枝裕和監督『万引き家族』是枝映画の最高到達点

<作品情報> <作品評価> 95点(100点満点) オススメ度 ★★★★★ <短評> 上村 素晴らし…

フランシス・フォード・コッポラ監督『カンバセーション…盗聴…』盗聴をテーマにしたサスペンス!?

<作品情報> <作品評価> 85点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 素晴らしい。空間の使い方がコッポラって本当に上手い。主人公の仕事場のあの空っぽな感じ、それが不穏で不思議です。 また音の使い方も本当によくて、盗聴をテーマにしてるから当たり前なんだですが、何度も繰り返される盗聴のテープがどんどんはっきり聞こえてくるのとか、終盤ホテルでのホラー的な音演出だったり面白すぎました。 ジーン・ハックマンが自ら生業とする盗聴に精神を蝕まれていく様を入魂

クエンティン・タランティーノ監督『パルプ・フィクション』行先不明のクライムドラマ

<作品情報> <作品評価> 85点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 全てが作…

アブデラティフ・ケシシュ監督『アデル、ブルーは熱い色』燃えるような激しい愛

<作品情報> <作品評価> 90点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆  <短評> 上村 フラン…

ジャック・ドゥミ監督『シェルブールの雨傘』愛おしく可愛らしいフレンチ・ミュージカ…

<作品情報> <作品評価> 70点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> 上村 フランス…

フェデリコ・フェリーニ監督『甘い生活』イタリア、夜の享楽

<作品情報> <作品評価> 65点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> 上村 フェデリ…

ガス・ヴァン・サント監督『エレファント』アメリカの病、それは銃

<作品情報> <作品評価> 70点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 犯人の男…

ラース・フォン・トリアー監督『ダンサー・イン・ザ・ダーク』トラウマ映画の決定版!

<作品情報> <作品評価> 90点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> 上村 「これは…

ジュリア・デュクルノー監督『TITANE/チタン』歪んだ劣情の終着とは…

<作品情報> <作品評価> 70点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆  <短評> 上村 身体の異物化が終着点だったこれまでに対して本作はより深くその先に進めています。つまり自分が異物化するのみならず新たなる進化した人間を生み出すのです。『2001年宇宙の旅』におけるスターチャイルドのように。 ジュリア・ドゥクルノーは「愛の物語」だと説いています。それはヴァンサンとヒロインの疑似親子的な愛のみならず、あらゆる性を含み、超越した愛のように思えます。 この作品におい