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『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』  これで終わり? それはないぜ、ルーカス!

評価 ☆



あらすじ
ルーク・スカイウォーカーは友人のハン・ソロを闇取引の大物ジャバ・ザ・ハットから救うために、故郷である惑星タトゥイーンに向かっていた。帝国軍は要塞デス・スターを再度建築しようとしていた



スターウォーズサーガの第6作目。現在のところでは最終話とされているのが『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの復讐』。前2作に比べると子供向け作品って感じである。



1983年に公開されており、監督はリチャード・マーカント。ジョージ・ルーカスではない。 マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーなど。



ちなみに『ジェダイの復讐』というタイトルは『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に変更されたみたいです。帰還で統一しようか。公開時時点でジェダイが何を意味しているか、宣伝部がしっかり把握しなかったためにreturnを復讐と訳し、そのまま広まったことは有名である。



実際、公開当初、ジェダイって何? あったっけそんなの? という、いまでは信じられないような認識だった。さらにいえば、スター・ウォーズシリーズはおこちゃま向けだよね、というのが一般的な認識だった。「一部のマニアが騒いでいるだけだわ」という感じ。




実際に観てみると、2作目にあれほど父と子との対決、レイアとハンソロの恋の行方なんていろいろ問題提起しておきながら、結局のところは安直に落ち着くべきところに落ち着き、さらに時間切れでおしまい。拍子抜けである。



イウォークというキャラクターはかわいいかもしれないが、それすら邪魔。「もっとハードな物語じゃなかったのか? ルーカス!」と叫びたくなった。



さらにDVDを観ると、ラストのエンディングを派手にしてスターウォーズシリーズの終了を意味するリメイク・ヴァージョン。



やっぱり附に落ちない。結局、スター・ウォーズのシリーズは9部作であるべき。6作目でエンディングになるには不自然。あの終わり方はないよ! と思うのは僕だけじゃない。ルーカスに抗議しに行こうぜ(といいつつ、僕は面倒なのでしない)。



愚痴を言って始まらない。『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の良いところを探ってみる。しかし、親と子の和解シーンもいまいちだし、帝国の親玉を殺しちゃうところも、ダースベイダーの仮面を取るところもピンとこない。



シリーズ中、最も面白くないのが最後なんて。そんなのものかな? 納得できる理由を考えてみた。実はこれはスター・ウォーズシリーズのおまけだと考えればいい。すでにスターウォーズ・シリーズは第5作目で終わっていた? みたいな感じである。いったい、スター・ウォーズとは何だったのか? よくわからない。



追記



なんと9作までの製作が決定した。でも、ルーカスは製作から離れるらしい。うーむ。良かったのか良くなかったのか。



続 追記



ルーカスはDVDでも改変をどんどんしてるらしい。なんとアナキンゴーストの顔まで変えるなんて。どうなの? オリジナルを尊重しようという意思はないの? といいつつ、このブログもどんどん改変してるんだけどね。



初出 「西参道シネマブログ」 2005-06-20



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