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『CURE』(キュア) ラストは継承の儀式。分析すると、日本社会のダークサイドとしての宗教と殺人が見える。

評価 ☆☆



あらすじ
中年刑事である高部は捜査のためにホテルに向かう。被害者は娼婦。ベッドに仰向けになった状態だった。首筋には刃物による切り傷がある。傷口は大きくX字状に刻まれていた。



1997年公開の『CURE』(キュア)。監督・脚本が黒沢清。『CURE』は、デヴィット・フィンチャー監督の『セブン』に似ている。もともと『セブン』は日本人好みの映画だ。それは『セブン』がスタイリッシュな映像を基調にしながら、殺人と宗教という問題を抱えているからだろう。


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