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高望みからの遅いスタートでも、戦略とやる気で巻き返せる。後悔先に立たず。

合格体験記を書かせていただく事になりました。初めての経験ですので、拙い文章になるかと思いますが私の体験記が少しでも皆さんの受験の後押しになれば幸いです。受験期にあった葛藤や出来事を振り返りながら綴っていきます。

私の受験勉強への取り掛かりは同じ受験を戦っている友人たちよりも遥かに遅いスタートでした。

学年の内でも下位層の成績に属しているのに、プライドの高さ故に志望校は難関私大、その割に自分に絶対的な自信があったのか、それとも結果的にはどうにかなるのだろうと錯覚していたのか、

「受験まであと何ヶ月もあるから全然大丈夫」

これが私の口癖でした。「受験まであと数ヶ月しかない」と日々真面目に勉強している人たちにとってこの言葉は緊張感や不安感を和らげる言葉かもしれません。しかし当時のわたしにとっては今日の怠惰な自分を正当化し、その場しのぎの口実として乱用していました。

長年お世話になっていた塾をやめ、「受験まであと何ヶ月もあるから問題ない」とひとりで受験勉強に取り組もうと奮起するも、具体的にどう進めていけば正解なのか、そもそも人よりも遅いスタートでこれからどうやって人並みの成績へもっていくか、と効率を重視しようとして挫折し、結局は携帯やゲームなどの誘惑に流されていってしまいました。

そのような状態で私がドリームラーナーズに通い始めたのは、よく『受験の天王山』や『夏を制する者は受験を制す』と呼ばれる高校3年生の夏休みでした。

面談では第三者から厳しい意見もいただくことで、今までの自分が如何に何もしてこないまま、ただ流れに任せて全て放り投げていた事を感じることができ、今までの自分の行いを十分に反省しこれから頑張っていこうと切り替え流ことができた機会となりました。

わたしの高望みした最終目標にも真摯に向き合ってくださり、私大受験に必要な勉強法、英検外部利用を使った大学受験の提案をしていただき、ようやく約半年の受験勉強が始まりました。

わたしにまず必要な英検の取得は約二ヶ月後でした。

暗記系が苦手だったのですが、体を動かしながら行うことで記憶力向上につながると教えて頂いてから、暗記物は勉強の隙間時間に息抜きとして散歩しながら取り組む、英単語や古文単語は日常的に目のつく位置に貼って無駄な時間を発生させないように取り組みました。

今までひたすら机に向かって暗記し続けていくことだけが正しいと思い込んでいて苦手意識を持っていた私には今までの固定観念が覆されましたし、非常に画期的で自分に向いている方法を発見できたことで暗記系は私の中で最も得意な分野へと変わりました。

また最も苦手な英語のリスニングは頭を起こすためにも朝起きた直後に取り組む、集中力が続かないので定期的に取り組む教科を変えれるように to doリストを作って1日の計画を前日に立てて取り組みました。

教科の内でも特に英語が苦手で、一度きりしかチャンスのない英検の勉強と並行しながら、最初は国語と日本史を同時に取り組むのは、ひとつの教科に勉強時間が傾いてしまって全て成功せず終わってしまう気がしてとても不安でした。実際、一ヶ月程前になると思うように点数が取れなくなってしまい、焦燥感に駆られて英検の勉強ばかり行う日々が続き、注意を受けた時もありました。ですが、週1回の総括やLINEでの相談で上のようなさまざまなアドバイスをいただきながら進めていくことで英検までの少ない日々を充実したものにできたと感じます。

約二ヶ月の英検勉強を経て検定を受験後、私はたった一度きりだった検定で手ごたえを全く感じることが出来ず挫折を経験しました。結果が分かるまでのおよそ1ヶ月間、自分はもっと出来たのではないか、そもそももっと自覚して最初から取り組んでおくべきだった、と自己嫌悪に陥りました。結果としては受かっているのですが、当時は最悪な気分でした。

勉強に手をつけてもあまり集中できず、夏休み前までのような何も考えずに過ごす日々が続きました。今思えばこの時間こそ無駄でしかなく、夏休み前から自分は全く変わっていない状態で愚かだったと感じます。

同時に自分の中では出来る限り必死に取り組んでいたと思っていたとしても、結果は思うようにうまくいかない事がほとんどで、今までがうまく行き過ぎていた事にも気付きました。

これは、大事な観点です。地方高校だと、それまで特に何の挫折感もなく過ごしてきた人は多いです。高校入試が簡単なので、ある程度できる子にとっては、単なる(薄っぺらい)成功体験の積み上げにしかならないで、大学受験レベルの全国区の勝負を前にして、やっと「どれだけ頑張っても負ける事がある」を自覚します。「だからこそやれるだけの努力をやる」というところまで到達する人が少ないのです。もちろん、ここから巻き返せたのは、この生徒の中に、負けられないだけのモチベーションがあった事が幸いしているのです。

ドリームラーナーズ 石原代表からのコメント

英検合格後、これまでの成果は運が良かったと思うことでもっと精進を重ねて行こうと、今までの自分の行いを悔い改め、より一層残された二教科に力を入れました。

残された教科は、自分の得意分野となった暗記を主とする日本史と国語のみになりました。全ての大学の受験を終えた後、また英検の時のような後悔に苛まれないよう、必死に取り組みました。

共通テスト利用は眼中にありませんでしたから、そうこうしているうちに、受験本番を迎えました。

一般受験は合計8回行い、約2週間に渡って東京に行き、受験をしました。連日受験しなければならない日程となっていて、1日の受験を終えても反省や後悔をする暇なく、翌日の受験を受けなければならなかったので、余計な悩みを鬱々と抱えてしまう私には淡々と過ごしやすい日程になっていたと思います。

しかし、やはり全ての受験において手応えを感じる事ができず、最初は淡々と行なっていた受験の連日も、受験数がだんだんと少なくなってくる最終日が近づくにつれ、追い込まれていき、短い時間の中で取り組んでいた勉強の間でも「長い間目標としていた大学だったのに、時間は充分にあったはずなのに、何故こんな事になってしまったのだろう。始めからもっと真面目に取り組んでおけばよかった」と英検を受験し終えた後と同じような事を考えてしまいがちになりました。

どんな結果であっても「やり尽くした」と思えるぐらい勉強していたら、とは誰もが思う事ですが、実際にそこまでたどり着くことができる人は、「実際に成績が良い人でも」多くはありません。古い話ですが、スラムダンクの三井くんとかそうですね。「なぜ俺はあんな無駄な時間を…」

ドリームラーナーズ 石原代表からのコメント

加えて、受験に取り組んでいる2週間の間に、合否の発表が出てしまう大学も少なくなかったためこうした焦りが更に募って不安感を招くようになってしまったのだと感じます。大学の合格通知をもらえるまで、浪人を考えたりと、こうした事を考えてしまう日々が続きました。

受験の最終的な結果として、第二志望だった専修大学から合格をいただきました。

私はこの春から専修大学に通っています。第一志望には合格できなかった後悔は未だ少し残っていますが、4年間の大学生活を実りあるものにしていこうと感じます。

大学生活を実りあるものにするのは、あなた次第です。どこに受かるかわからなかった状態から、一念発起して勉強したことで、これから先起こることについても、同じような後悔をしないよう強く思ったのではないでしょうか。引き続き頑張ってください。

ドリームラーナーズ 石原代表からのコメント

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