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国際バカロレア:Math SLを選択すべきか迷っている方へ

私は算数・数学が苦手です。
小学2年くらいの筆算で「繰り上がり」概念が入ってくるあたりから、
苦手でしたww

なのに、国際バカロレアの選択科目ではMath Studiesではなく、
Math SLを選択して・・・
案の定、ハラハラドキドキとても苦戦いたしました;;

最終的にはギリギリMath SLの合格点が取れて無事フルディプロマの取得もできたのですが、もちろん科目選択の時期の当時、
フルディプロマが取れた未来があるなんて見えているわけもなくww

Math SLを選択した高校1年目の春にすでに、
「これ、私にとっては無理ゲーでフルディプロマ取れない確定では・・・」
とかなり涙目になるくらい真っ青になっていました^^;

泣きながらバカロレアの先生に、
「Math SLからMath Studiesに変更したいですTT」とご相談もしたのですが、
Math HLからSLに変更はできてもSLからStudiesへの途中変更は、
認められていないと知りw お先真っ暗な心境でした^^;

どうして苦手科目を選んでしまったのか
(フルディプロマを取れる可能性が高くなる得意なレベル/科目を取らなかったのか)

希望大学/学科入学条件の決まりが背景にあります。
実は、フルディプロマが取れていれば、どの大学にも入れるとは限らないんです。
各大学のパンフレットなどに詳細条件は記載されているのですが、
大体傾向としては以下のとおりです:

  • ビジネス系の学科に入学希望の場合、Math SLやMath HLでフルディプロマを取得している必要がある

  • 物理系の学科に入学希望の場合、Math HLでフルディプロマを取得している必要がある etc

このように、Math Studiesでフルディプロマが取れても入学条件を満たしていない場合があります。

私は中学2年の頃から大学では映像制作・演劇学科を専攻したい、と思っていたのですが、
本当にそうなのか客観的に自分自身を見極めたく、
興味レベルで興味があった宇宙開発産業や都市・車のデザインのエキスポや、
パネルディスカッションにも結構積極的に申し込んで当時、観に行っていました。

なので、高校1年の頃は、将来どの学科に進みたいかの幅を狭めたくなくて、
Math StudiesではなくSLを選んだのでした。
(結局、映像制作・演劇学科に進みたい!と分かり、第一希望のオーストラリアのクイーンズランド工科大学のクリエイティブ・インダストリー学部に入学したのですが、このお話はまた今度いたしますね♡)

<余談>どれくらいMath SLで苦戦したのか

ヤバイレベルで苦戦してましたww
前提として国際バカロレアフルディプロマ取得有無は、
高校3年の最終試験だけで決まるわけではありません。

CASという課外活動(150時間)やExtended Essayという、
大学の学術論文の一歩手前的な課題に加えて科目によってはポートフォリオ課題でパス以上の点を取っていないと、
そのうえで、最終試験もパス以上の点を取っていないとフルディプロマは取れないんです(恐怖w)

案の定、Math Studiesには先述のポートフォリオ課題が複数ありました…

中でも、思い出に残っているポートフォリオ課題があり笑
特に苦手だった「ピタゴラスの定理」を証明しなきゃいけない課題だったのですが、
筆算繰り上がりで苦手意識が発生していた私には、ほんっとに「???」でw

そしたら当時、「世界一受けたい授業」の番組でピタゴラスの定理関連の話題を放送しててw
もううろ覚えなんですが、
’ローマ数字(1 , 2 , 3…)には、「その数」分の鋭角が含まれるようにデザインされている’っていう内容だったと思います。

例)1には角が一つ、2( 'Z')には角が二つ

超分かりやすかったし、提出期限が迫っていたので、
この決まりを使ってピタゴラスの定理を証明することにしたんですw
(全然Math SLの授業の内容に出てきてないww)

提出したピタゴラスの定理のポートフォリオ課題ですが、
なんと、パス点に到達!!(安堵の嵐でした)
しかし、Mathの先生のコメントには「今度から授業内容に則って証明してください」って書いてあったのが思い出です^^w

Math StudiesかMath SLにするか迷っているあなたへ

どの大学のどこの学科に入学するかを基準にして国際バカロレアに挑む場合は、
数学が苦手な方もMath SLを取る必要があるかもしれません。

一方、学科ではなく、とにかく確実にフルディプロマを取りたい、
という方針の方はMath Studiesを選択されることが安全と思いました(個人的な独断です)。

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