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乳がんから3年

先日乳がんの定期検診を受けてきました。
エコーとマンモグラフィで異常なし。

3年前乳がんで手術をしていまして、本来5年間?10年?ホルモン剤を飲むようなのですよね。
自分は副作用が酷かったので、状態状況相談して飲まずにおりますが今のところ特に異常はありません。

そんなんで思い出したので、記録がてら乳がん発見~治療の流れをちょっと書き残しておこうと思います。

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前提

ある時、生理前後の体調の悪さに耐えかねて婦人科へ行きました。
そこでたまたま、市の乳がん子宮頸がんの検診もやりましょうと言われて。

子宮頸がんは異形成だかで組織を取って調べたりして。
乳がんはしこりがいっぱいあるということでエコーとマンモグラフィを追加でやりました。
その時は問題なしで、ただ毎年同じ検査やりましょうと。

それから3年目位ですかね、検査をしたら大きくなってるしこりがあるから一回専門の医者に診てもらってーと紹介状をもらいました。

そして紹介された乳腺外科に行ったら、たまたま紹介された医者がお休みで代わりの医者が診てくれる事に。これのせい(?)でちょっと面白い医者に出会う事ができました。

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発見まで

新しい病院でもエコーマンモやり直しです。こちらの病院でのデータが欲しいと。
造影剤入れたCT、MRIなんかもやったんですが、結局のところ生検という組織を取って調べてもらうことでガンか大体分かるようでした。

この生検てのがバチンバチンとなんか音がでかくてびびったんですけど、お胸に麻酔してますので痛さとかは分かんなかったです。

医者の最初の見立てでは、しこりはがんではなく乳腺炎のなごり(以前おっぱいの中に膿が溜まってしまって取った事があったのですが、全部取りきれなかったという話でしたので)じゃないかと。

ふーん、そうなのかなーと思ってたんですが、生検の結果ではガンでした。
それはそれで驚く事もなく、そっか~って感じでした。
過去ちょいちょい病気をしていて、変に病気慣れしていたのが良かった(?)のかもしれません。

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治療の選択

症状によって違うのかもしれませんが、私は片胸全体に何かちょこちょこ写っており、脇リンパに転移の可能性もありで、全摘出(おっぱいまるごと取る)の方向性で話が進みました。

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まぁその時は数分でしたけど、考える時間は流石にくれるとは思います。

1番目は元の乳房をうまくどうにかして再利用的なもので、3番目は元の胸に似せて職人が手作りするそうです。
自分は2で半月後位に入院&手術の日程決め(というかブラジャーもしてないのでそのまま?って感じでしたが)。

だったのですがその後も相談をしていって、「部分的な摘出でも、全摘でも2回手術してもいいんで、先生の良いと思う方法でお任せします!」と言ったところ、とりあえず1回ガンとハッキリ分かってる場所だけ取る、と。そこからの検査次第で放射線や抗がん剤にうつるか、はたまたもう一回手術して全摘かという事になりました。

全摘に全く抵抗を見せなかったので「ちゃんと考えてる~?」とか言われてしまったんですけど、治す事優先ですし、女にこだわりがないので女の象徴である胸にもこだわりがなかったのです。
この件に関してはいい事だったのかなぁ。。?

と、入院が近づいてきたある日突然医者から電話がかかってきました。
今まで診もらってたのは右胸ですが、左胸にも似たものがあるので生検をしたいと。
検査して何でもなかったので良かったですがちょっとバタバタしましたね。

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入院&手術&リハビリ

wifiをレンタルしたりノートPC、タブレット、スマホなどをごちゃごちゃ持ち込んだオタクの入院です。お前は病院で何をするんだ。

手術なのですが、手術中、脇のリンパの一部?を取って即バイク便で市内の大きい病院に持っていき検査をして、転移していればその結果次第でリンパ節を切除するようでした。
検査結果を手術にリアルタイム反映させるような感じですかね・・・ちょっとびっくりしました。
万が一震災がおきたり、バイクが事故った場合などの注意事項も聞きました。

私は手術よりも入院のほうが嫌で嫌で・・・って感じでしたけどもう大人ですしね(´・ω・`)
外食を苦手としているので病院食も中々食べられないなどありました。
結構な睡眠薬飲んでも1、2時間で目が覚めるとか。こっちは退院するまでずっとでしたね。

手術の前日に麻酔の説明を受けました。
手術後に気持ち悪くなることがあるというもの。
女性のほうがなりやすいそうで、吐いたほうが楽になりますと。胃薬も前日夜当日朝と飲みまして、私は別段そういう症状は起きずにすみました。
手術のあとに「あっぱらぱーになることがある(主治医談)」とも聞きました。せん妄ってやつですかね?

あとは体にマジックで印やら模様やら色々書かれました!
絵を書くのに下書きをするように切る前にも下書き(?)を??

そして手術。手術室に入って、あれ先生化粧しないとこんななんだーとか、どこまで覚えられてるかなーとか思ってる間に眠っていました。
目が覚めたらベッドの上でした。

リンパへの転移はなかった事、切除した部分を検査に出してその結果次第で今後の治療が決まる事、

あと医者が言うには「(ガンの部分が)つるっとしててねー、私の経験的にガンじゃない気がするんだよねー・・・」

結果を先に書くとガンであることには変わりなかったのですが、生検の結果と違う事もあるんですかね、この医者は結果が出てからも度々ガンじゃない可能性も考えてました。
普通に考えると迂闊に言えない事のような気もするのですが、この医者独特のキャラがそれを許してましたし、医者も私がそれに一喜一憂したりしていない事を見ていたと思います。

また、手術で取り除いたもの(薬品で?変色してる)を待機していた親が医者に熱心に説明されて見せられて、うげーみたいに言ってました。
ちょっと見てみたかったなー。

その日、友達が見舞いに来てくれて沢山喋ったような気がするんですが、翌日になったら何も覚えていませんでした・・!
麻酔効果っぽいかなー。

夜は夜で高熱が出てすったもんだあったりしたのですが、翌日医者が往診に来る頃にはけろっとしていました。

そして毎日リハビリ。全摘ではないのでそこまで酷くはならないのでしょうけど、むくんだり色々するようで。私は単にリンパ取ったとこが痛いとかあったんですけどそれは時間で治ったのかなぁ・・・?
退院してからも教わった事をしばらく続けていました。

一週間たったかたたないか位で医者に「退院したい?」と聞かれ「したいです!」と答えるとその日退院になりました。
割とずっとこんなノリです!

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放射線治療

退院してから1~2週間位でしょうか。手術で取ったところの検査結果がでました。
医者の説明を聞くと悪い部分は取り切れた、という感じのよう。リンパも平気。
全摘しなくてよかったーーーと何度も医者が言っていました。
私が治療なんでもいいですよと言ってたのはやりやすかったらしい。

あとはホルモン剤が効くタイプのガンだと分かったので放射線終わったら飲むとのこと。

放射線治療は施設のある病院に週平日5日×5週間(最後1週間追加)休まず通ってというもの。さらに予約をとってみたら時間がばらばらでして・・・。

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持病というか体調崩して動けなくなる日がちらほらある身としてはやばいなって感じでした。

放射線を当ててどうこうっていうのはないしそんな時間も長くないのですけど、通う時間と待ち時間もバカにならなくて。

とにかく健康第一で寝れる時は寝てみたいな姿勢で全力でやりました。
寝てる間に終わる手術とは大違い!

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多分ですが放射線をあてるとだるくなるか疲れやすくなるか、そんな副作用的症状もあって本当に大変でした。

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さらばだ・・・。

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その後

放射線治療が終わってすぐにホルモン剤を飲み始めました。
が、だるかったものがさらにだるく本当に動けない・・・。
医者に相談したのち、一回中断して今後の検査の結果を見つつまた考えていきましょうと。

そして今年で年の検診は3年になりました。
5年間は主治医さんが診てくれて何もなければその後はまた市の検診へということでした。

まぁ、まだ分からないですけど
市の検診になっても毎年マンモグラフィはやったほうがいいよなんて言われました。

ない胸を寄せ集めるので痛いんですけど、私の場合それで早期発見できてガンにしては相当軽く済んだと思うので、全然やりましょう!って感じですね。

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自分の記録用という感じでただ体験を書いた感じになってしまいましたが、皆さんも検診はなるべく受けて欲しいなと思います。
後々辛くならないために!

あと、こういった時のために「限度額適用認定証」があると便利です。
高額療養費制度で後から申請しても戻りますが、限度額~のほうは最初の支払いから安く済みます。
私はケタが少なくなってました。


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