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読書感想文「完全教祖マニュアル」

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本1冊を通して、ボケ続けているような本。
いや、純粋に、教祖となるためのマニュアル本。
いや、ちゃんとしたビジネス本。哲学書。

読んだ人だけが共有できるであろうこの感覚。

自分の考え方に新しいものを加えることができた。

★発信して、フォロワーを増やす
「信者」とは、現代的に言えばフォロワーのことかなと。「教祖」と言われてもピンとこないが、自分を信頼してくれる「フォロワー」を増やす。と捉えるならば、これは目指したい。YouTuberとかではなく、身近なコミュニティで頼られるような存在のイメージで。
ともすれば、周りに情報・物・時間などの何かを与える(発信する)必要があるだろう。

★たくさんインプットする
「既存の宗教を焼き直そう」とのこと。
何かを発信することは難しいなと思っていたが、「パクって」「アレンジして」「自分で発信して」しまえばいいってことだと理解した。
そのために、たくさんインプットしよう。
積極的に、本を読んで、人の話を聞いて、勉強する。

★いいから、発信を始めて、続ける
「宗教勧誘が対象とするのは「将来困るかもしれない人」」とのこと。
発信しようとする際、受け手がどう思うか?を心配しすぎて、なかなかできないが、発信した時に必要とされなくても良くて、いずれどこかで必要とされれば良い。発信内容のクオリティは、どうでもよくて、まずは始めることが大事。
また、「適当なことを言っても教義になる。弟子たちが適当にアレンジして辻褄を合わせる。」とのこと。
自分が尊敬している人の発言は、聞く前から正しいものと決めつけていて、多少間違った意見でも、勝手に解釈して納得することがある。
適当でいいから、発信を「始めて」「続けて」みよう。

★狙いは、弱者、異端。発信内容は、ど真ん中からズラす。
「弱っている人を探そう」と。
自分より出来ない人や弱い人、考え方が違う人を見ると、イライラして距離を取ろうとしてしまうことがあったが、間違っていた。そうゆう人こそ、手を差し伸べてフォロワーにすればよいのだな。と思いなおした。
自分が『普通』に近い人間だと仮定すると、こうゆう弱者・異端は、普通の考え方がわからなかったり、普通の能力がない人たちであるわけだ。であれば、『普通』をしっかり理解した上で、『普通』から少し離れた、新しい考え方を発信すれば、弱者・異端に刺さるかもしれない。
現実的、本質的、合理的に、物事を考えるように努めて、既存のルールや倫理観と違うものを発信するよう心がけてみよう。

このように、勝手にいろんな解釈をしている時点で、筆者を教祖とする信者となっている気がしている。これを体験させるために、ある程度、テキトーに執筆しているのではないかと思ったりもする。
フォロワーが増えたところで、もう一度、読んでみたら、また違う見方ができそうな本だ。

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