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久しぶりに海辺の温泉で、う~~んん、しょっぱい!

民宿・作五郎丸

いえいえ、決してお宿がや料理がしょっぱいとかではありませんよ。
めっきりと寒くなってきて魚のおいしい季節になると、やっぱり海辺の民宿が恋しくなります。魚を食べたければ民宿というのは我家の家訓、
これでもかってくらいにひたすら魚を食べさせてくれます。


そんなわけで、今回は伊豆半島の東海岸にある網代温泉に行ってきました。
熱海や伊東に挟まれて、鄙びた漁師町という風情ですが、
R135沿いには数件のこぎれいな旅館も軒を連ねます。

目指す民宿・作五郎丸は、新網代トンネルの手前の信号を左に入った、ほんの猫の額ほどの一角にあります。
カーナビの通りに行くと、見事に路地で行き止まりツミますw
運よく路地から若いお巡りさんがバイクでやって来て、聞けばその行き止まりの裏手のようです。
歩いて宿まで行ってみると、宿の方がバイクで先導してくれました。
行き方としては、トンネル手前の信号を左折してから、まっすぐに南に進み突き当りを右折、クランクを道なりで次を左折です。

地図をみるとわかりますが、国道から1本入り、中は車もほとんど通らないので、信じられないくらい静かです。

宿では、まず検温、あれ私は34℃台、相方は33℃台。。。
大将が「壊れてないよなあ」って計ったら36℃台でした。
すみません、蛇族2名、泊まらせていただきますw

部屋に案内されてから住所氏名の記入、部屋は2階の道路に面した所でした。このフロアはうちだけのようで、ウォッシュレットトイレと洗面所は部屋の外ですが、私達だけの使用でした。7.5畳の部屋には冷蔵庫はありません。小さなテレビがあります。Wi-Fiの電波はないです。
御茶うけは、イオンの栗饅頭です。

身体が冷え切っていたので、早速お風呂に向かいます。
大き目の家族風呂、一人用の内風呂、露天風呂で、それぞれ貸切使用です。
まずは家族風呂へ、入れても3人というところでしょうか。

源泉は83.4℃ですが、掛け流されているのはもう少しぬるい感じ。(でも熱い)加水ありです。
岩のオブジェ?からちょろちょろ温泉が出ていますが、一番左の蛇口からも源泉がドバドバ出てきます。

こちらの宿に着いてまず驚いたのは、それぞれの自宅の前の道路に温泉の給水栓があるんですよ。どの家庭も温泉を引いているようです。
湯量が豊富なのでしょうね。

泉質はカルシウム・ナトリウム塩化物泉(高張性・弱アルカリ性・高温泉)でメタケイ酸が74.6mg/kgも含まれているのでしっとりツルツルします。

そして、めちゃくちゃしょっぱいです。
どの位しょっぱいかというと、お母さんが塩むずびを作る時に、塩の量間違えたんと違う位しょっぱいです。
目に入ると目がしょっぱくなって開けられません。
ナトリウムイオン3204mg、塩化物イオン12050mgは伊達じゃない。
湯舟に浸かると、すぐに汗が出てきます。
最近は大分長湯ができるようになりましたが、とんでもない。。。
いつまでも浸かっていられません。早々にギブです。。。
日曜日はこの冬一番の寒さでしたが、部屋のエアコンを切る位なほど、ぽかぽかでした。
夕食まで本を読んだりお昼寝したりしてのんびり過ごします。

夕食は隣の部屋で頂きます。こちらの宿は4組しかお客様を入れないので
空き部屋を食事所にしているようで、ほとんど他のお客様と顔を会わせることがありません。
部屋の入るとお刺身と手作り塩辛、もずくが用意されていました。
この塩辛がまた酒に合いすぎて。。。
お刺身は網代港で捕れたすべて地の物です。
奥が鰺のたたき、イナダ、カツオ、手前が名前すべて忘れましたw
普段では食べられないかなり珍しいもので、大将が説明してくれました。
おしょう油、または岩塩でいただきます。

やや甘口の純米酒

お料理は時間を見計らって、温かいものを女将さんが運んでくれます。
次は金目鯛の煮つけ、薄味仕立てでやや甘めです。
お酒飲んでるんですが、ご飯が、ご飯が欲しい!

そしてアブラカマスの塩焼き、身がふっくらしていて油も乗っています。
奥様、スーパーのスマートなカマスとは別物ですわよ。ホホホ
もう我慢できず、ここで白飯投入!
女将さんの親戚の農家さんから直にゆめぴりかを送ってもらっているそうで
つやつやで粘りがあってもちもち、まったくもってすごくおいしい!
このご飯の為だけにまた泊まりたい。その時は酒もいりません。
ひたすらご飯食べたい。

ご飯と岩ノリみたいなお吸い物

本当にいいタイミングでお料理を運んで来てくれて、高級旅館のようです。桜エビと紅ショウガの天ぷらが美味

最後は大根の茶碗蒸しです。こっくりと煮えた大根が美味しかった。

ああ、お腹がいっぱいです。お魚はカロリー少なそうだけど、これだけ食べると相当いっちゃうのかな。でも幸せ!

食事後に大将から、「今晩は20:20~20:40まで熱海の花火大会だよ」と教えてくれます。三脚もないので、車までカメラを取りに行くのも面倒で写真はありません。
宿の場所が小さな岬のようになっているので、熱海の海岸が真正面なのです。20分で3000発は相当な大盤振る舞いで、途切れなく上がっています。
すごくきれい!
この時間だけ、露天風呂の入浴を止めて、足湯に浸かりながら花火三昧。
なんて贅沢なの。

花火の時間帯は、熱海の山手の温泉街や住宅地は灯を消すそうです。
花火が映えるようにという配慮なのですね。
実際生活している人には不便だと思うのですが、街を挙げてのおもてなしにはとても感謝ですし、さすが観光地の心意気!と感じます。
花火が終わると、一斉に灯がつき始めました。

露天風呂もとても心地よくのびのびです。

朝食も盛りだくさん、手作りの卵焼きやあら汁が美味しい。
鰺のひものは網代産だろう美味しかったです。


会計を済ませ、帰り支度をしていると、大将が「イルカを見に行こう」と
この湾内の一角にイルカがやってくるのだそう。
この日は、波が荒くて確認できなかったけど、漁船が出ると一緒に漁船の周りで遊んだりジャンプしたりするそうで、写真も見せてもらった。

また楽しみができちゃったな。リピートしたいお宿が一つ増えました。
料金もこれだけ盛りだくさんで、税抜き1万円です。



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