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晩秋の照葉峡

「あなたの趣味はなんですか」と問われれば、
かなり迷う私がそこにいます。
一番好きなことは、温泉巡りなのですが、その温泉を巡る手立てとして
キャンプするということもとても好きな趣味で、どちらが欠けても片手落ちになってしまいます。
もちろん温泉宿に泊まることも大好きですが、毎回毎回温泉宿というのもやっぱり食事が飽きてしまうし、経済的にもきつい。

何よりキャンプした次の日の温泉宿とか至福でしかなく、
野宿のち贅沢みたいなギャップを楽しむこともできます。

楽しいだけが趣味ならば、これで充分なのですが、
やはり私にはどうしても外せない趣味があります。
それは写真撮影、おもに風景や星景ですが、そんな自然をカメラに収めることは私の中では真剣勝負です。

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一期一会とは良い言葉だと思います。
毎年通っている風景でも一度として同じものではなく、
ちょっとした季節のずれや、寒暖差、日照、一たび災害に会えば、元の姿にもどれるまでは長い年月が掛かります。

その瞬間を捉えることは確かに幸せなことだし、写真をやっていてよかったなあと思えるわけです。

週初めには奥利根の照葉峡に行ってきました。
もちろんキャンプです。朝方の晴れ間にシャッターを切りながら渓谷を辿っていきます。

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すると突然に本当にあっという間に雪が降ってきました。
これは予想していなくて、こういう激変があるから面白いのかもしれませんが、ちょっとびっくり。

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あわててカメラをしまって急いでキャンプ場を目指します。
雪はだんだんと本降りになって、それでもちょっと収まったところでテントを張ります。風景は一変しました。

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夕食後、ひと時の安寧が訪れます。

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夜半に冬のダイヤモンドが出るかなと再び起きだすとあたりは吹雪でした。

翌朝はすっかり雪も止み、みるみる溶け出すのも早いです。
あっという間の青空です。

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ブナもかなり葉を落としてもう冬支度
秋はあっという間でした。

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帰りの温泉は老神温泉の東明館に向かいます。

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加温、加水、循環消毒なしの完全な源泉かけ流しで、
弱アルカリ性の単純硫黄泉です。ほのかな硫黄の香りと柔らかさ、黒い湯花がふわふわ舞います。ゆっくり浸かっていると、足先からどんどん暖まっていくのが実感できます。
アメニティも充実しているし、ぎょうざの満州が入っているので、夕食も済ませられるのでありがたいです。

秋と冬とを存分に味わいました。

温泉
*料金 ¥660
*利用時間 12:00~20:00
*定休日 なし

温泉の写真は東明館のHPよりお借りしました。


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