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ついに来ました、真っ黒墨の湯

塩原温泉元湯 大出館

すっかり塩原温泉にはまってしまいまして
塩原十一湯と言われて、大網・福渡・塩釜・塩の湯・畑下・門前・ 古町・中塩原・上塩原・新湯・元湯の湯本があります。

きっかけは元湯のえびすやに日帰り入浴で訪れたこと
含硫黄ナトリウム塩化物泉と硫黄泉及び ナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉の2種類の源泉を持ちます。
ともかく濃い、こいこい(花札ではない)な温泉は湯舟の風情とも相まって心地よいことこの上なしです。

すっかり味を占めて次は泊りだと新湯渓雲閣に伺う。
全国でも10本の指に入る濃い硫黄泉で、笹濁りな熱めの湯なので露天風呂に何度も浸かった。

そして3度目は光雲荘
ナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉のメタケイ酸ばりばり温泉で滑らか
食事も野菜が多くておいしい。

何より是非訪れてみたかったのが元湯の大出館
珍しい黒い墨のようなお湯、墨の湯に是非とも入りたかったから。
墨の湯は時間制もあるけれど、混浴なので日帰りのタイミングでは中々入り辛い。ここは泊りでゆっくり墨の湯を堪能したい。

13時からチェックインできるようですが14時に到着
14時まで日帰り入浴の受付ができるので駐車場は結構混んでます。
泊りなので玄関前に停めさせてもらえました。
女将さんが美人!細かい説明を帳場で受けて部屋まで案内されます。
洗面台ありでトイレは共同です。大分古いですが掃除は行き届いています。

部屋は1階までエレベーターで降ります。1階は浴室もあるのですぐ入れる。
裸で行くなよ的な張り紙ありwww

最近はお布団敷いてある宿多いですね。うちはその方が気兼ねなくていいです。
広縁のテーブルが食事場所になる。

硫化水素の影響で電気製品や鉄製の蛇口などはすぐ腐食してしまうのだそうだ。そういった備品の交換にはかなりの費用が掛かりそうで経営的には厳しいんだろうなあと感じる。

さて14時から15時までと19時から20時30が墨の湯の女性専用時間なので、急いでお風呂に向かいます。お風呂はボディソープのみでSRは持参します。
バスタオルもレンタルになります。

お湯の色だけじゃなく湯舟の淵も色違い

うわあ、なんと素敵なビジュアル!更に独泉ですよ~
右が墨の湯で左が鹿の湯です。どちらも泉質は含硫黄 -ナトリウム- 塩化物・炭酸水素塩温泉ですが、違う源泉で成分の配分も当然ながら違います。
墨の湯は第一鉄イオンが含有されているので、そのために黒っぽいのかな。
いわゆる植物由来のモール泉の黒さとはそもそも成り立ちが違うんですね。
鹿の湯はきれいなグリーンです。
窓から見える源泉がすぐ注がれてきているのでかなり熱め、体感43℃位。
湯口は50℃近くありそうで、墨の湯は湯口をこすると黒と白の湯の花が溜まっていて、つるんとこそげ取って湯舟に振りまきますw
どちらもメタケイ酸の含有量が100㎎以上あるので、硫黄泉のピリピリ感はなくやや滑らかな感じ。
熱いんだけど極楽、もう素晴らしいとしか言えない。
女性専用時間の2度ともしっかり入った。

墨の湯も不思議なことに日光が当たる所は薄いブルーに見えます。
光の屈折のなせるものでしょうけど、おもしろいですね。

墨の湯湯口

翌朝は女性専用の大風呂へ
相方から露天のが温めだからいいよって言われたんだけど、なんだ内湯も温いよ入りやす~い。で、露天に行ってみれば内湯より熱いじゃないですか。
内湯は先客が水で薄めたみたいでした。ここは薄めてもいいように蛇口からホースが出てました。泉質は鹿の湯と同じかな。
露天からは赤川の谷も望めてすこぶるの展望です。

女湯内湯
女湯露天

アマゾン川に単身飛び込むような勇気ある女性もいないと思うんだけど、
一応男湯は混浴です。

男湯(混浴)内湯は温度の違う2つの湯舟

貸切風呂もあります

夕食です、ご飯と汁物以外は最初に全部やってきます。
そんなに期待してなかったのですが品数も多く、しゃぶしゃぶの牛肉がかなりなボリューム。

朝食はオーソドックスなもので、自家製の漬物が美味しかった。
味噌汁が辛目なのでお湯で薄めました。
昨晩はご飯は軽く1膳でしたけど、朝は食べるんですよw
おひつでおかわりしました。

よいお湯を満喫できて、適度にほっとかれてよきよきでした。
このお湯はまた入りたいものです。


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