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2023.7~8月東北旅行19日目

夏油げとう温泉元湯夏油

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終わりそうで終わらない旅は続く。。。
地図で見ればほんの少しの移動で、動いてないんじゃないか位だけど、実際は自宅から東京までよりも長い移動。
帰路についているはずだけど、まだ岩手をうろうろとしている。
自分で書きながらも「もういい加減帰れや」と言いたいw

花巻市にある台温泉 に立ち寄りする。
台温泉は県道297号の狭い道の行き止まりにあるところで、県道はぐるっと一回りして狭い道のすれ違いを回避しているようで、鄙びた山里の温泉街という雰囲気。
精華の湯は、かつては旅館業を営んでいたところ今は日帰り温泉のみの営業で受付には誰もいない。
販売機で入浴券を買って勝手に入れておくようです。

タッチの差で次のお客様が来場したので写真はなし。
高い天井の浴室は檜の香り、熱い湯(42度)すごく熱い湯(43度)からなり、その位の温度で音を上げるなんてだけど、なんというかびりびり熱い。
泉質は、含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・硫化物泉のかけ流し。わりとお湯は澄んでいて湯の花が少々。熱くて長くは浸かれなかった。

よい時間になったのでいよいよ元湯夏油に向かう。
夏油とは面白い当て字ですが、アイヌ語で崖のある所という意味だそう。
雪深いため夏場のみの営業。それで夏湯げとうとも呼ばれていたらしい。
その名の通り経塚山から流れ出る夏油川の谷筋に温泉が湧く。
5つある露天風呂はすべて足元湧出という贅沢さ!
そんな温泉にあこがれを持ってやってきた。
湯治場の名残を色濃く残した宿は、幾棟からの湯治棟と旅館部があります。
旅館部もかなりの古さですが、湯治棟はかなり老朽化が進んでいるよう。
とはいえ1泊¥2000台という価格帯はとても魅力的。

古き良き風景

本館2階の最初の部屋に通されます。玄関の方角に窓がある。
山深いこちらでも暑いんだけど冷房はなし。扇風機だけなんだけど、普段の年なら扇風機だけで十分涼しいのでしょう。今年の暑さはきつい。
トイレ、洗面所は共用で、広縁に椅子とテーブルあり。

さて、これから温泉巡りを始めます。
基本的に露天風呂は混浴となっていて、時間で女湯になります。
女(目)の湯と洞窟蒸し風呂は今現在入れません。
大天狗の湯は夏油山荘の廃業でなくなってます。

本館から渡り廊下を通って駒形館から内湯の小天狗の湯に向かいます。
内湯のみ体を洗えます。お湯はややしょっぱめで適温、浴室はとても近代的できれいです。

小天狗の湯 Ca・Na硫酸塩・塩化物泉

ビールを我慢してちょっと休憩
先に相方が露天巡りに行き、女性専用時間を目指して私も向かいます。
夏油館と別館の間を抜けて階段を下ってそこが真湯。女の湯への橋は流されてるようです。

川の色がきれい

真湯は泉温55度、露天で冷やされてギリギリ入れる温度、ハエたたきでアブを追い払う。たまにやってくるんですよ。カラスの行水で終了~

真湯
濃い温泉

時間になって一番奥の大湯へ。。。だけど湯温48度で入れない~
真湯よりぬるいはずなんだけど、めっちゃ熱かった。
ここは右手だけ入浴w

大湯

大湯から疝気の湯までは川沿いで繋がってます。脱衣所とかとってもシンプル。ここはちょっとアブが多くてパス。足元湧出量が一番多そう。

疝気の湯

そして滝の湯は壁で囲まれていて女性専用スペースです。
熱い湯と温い湯に分かれていてここは入りやすい。

滝の湯

露天風呂はすべてナトリウム・カルシウム塩化物泉。
どこも若干の配分の違いがありますが、ともかく濃い。
真夏を外した時期の方が、より温泉が楽しめそう。熱いのでね。

帰ってのビールが至福過ぎておいしい。
休憩後夕食です。一番安いプランですが、シンプルで美味しかったです。
にしんの煮物?が美味しかった。

朝風呂は内湯の白猿の湯へ
泉質はCa・Na-硫酸塩泉でラジウム温泉のようです。
析出物が多くてお湯は微かに白濁しています。ここは結構好きな泉質。
加水はしてなさそうな感じですが、泉温62.3度なので自然にさましているのかな。

さっぱりしたところで朝食です。適量にして十分、相方はご飯お代わりしてた。

食事や宿の雰囲気よりも温泉を楽しむ宿です。
宿泊費だけならもっと安くて食事も美味しい所はありますが、雪がない時期だけの営業で経営的にも苦しいと思いますが、営業してくれているだけでありがたいし、この秘湯がなくなってほしくないです。
かなり不便な場所にありますが、地元の方々が日帰りで朝からひっきりなしにやってきます。スタッフの方々も感じがよいし、次回があれば勇気を出してw湯治場にも泊まってみたい。

8月4日(金)晴れ





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