自堕落な生活
前回:https://note.com/zeikin3/n/nfae57d305cf8
ま、まずい!!!!!
何も味がしない!!!!!
衣がカリカリでジューシーなのはいいが味がしない!
ただケチャップはめちゃくちゃうまい!!
このケンタッキーはいくらなんでも残念過ぎる。もしかして店員が調理をミスったのか?
どのように調理してんのかわからんけど、工場から来た冷凍チキンを揚げるだけじゃないのか?店舗で味の仕込みとかやってんの?
まさかケンタッキーで不味いという感想を抱くことになるとは。
ちなみにトムヤム味のカップ麺の方は無難な味。
無難なトムヤム味と聞いても想像しづらいだろうが、無難としかいえない味だからしょうがない。ちょこっと酸味があって、白米と一緒には食えないが単体でなら十分いける。
もう二度とケンタッキーは食わんぞと誓って翌日。
ベルジャヤタイムズスクエアという高級デパート(写真撮り忘れた)のケンタッキーで早くもリベンジ。
ここではタッチパネル式で注文するようだ。昨日みたいに無駄なやり取りしなくて済むので便利。
だが、単品を好きな組み合わせでのオーダーは不可能のようだ。小腹が空いたけんチキン1本とコーラ飲むべやという利用の仕方ができないのが残念。
今度はめちゃくちゃうまい。日本のケンタッキーの完全上位互換になっている。
やはり昨日のまずいチキンは店のミスだったんだろうか。
満足満足。
さて、スマホショップにクレームを言いに行って、次なる宿にチェックインしよう。
マレーシアに到着した日、空港で30日使い放題プランのSIMカードを購入したのだが、なんと今朝ネットが通じなくなってしまったのだ。
キャリアからのメールには「お試し通信量使いきったからプラン購入しろ」とあった。
お試しじゃない通信量は???どういうことなんだよ??
調べても全然わからない。なのでショップにクレームをつけに行くのだ。いっそ他社のSIMに乗り換えようかと思ったのだが、このSIMは45RM(1440円)もしたのだ。どぶに捨てるには痛すぎる。
ショップはベルジャヤから道路を挟んでお隣のららぽーと内に存在する。ららぽーとってマレーシアにもあったのか…。
ららぽーとに潜入。
トワイライトプリンセスの水の神殿かっていうくらい巨大ダンジョン過ぎてやばい。
客が全然いないのに対して店の数が多すぎる。絶対客より店員の方が多いだろ。土日になったら混むのかな?
Googleマップを参考にショップを目指すがなかなかたどり着けない。
足が痛くなってきた頃にショップを発見。高層階の端っこに位置していた。単純に入り口から距離が遠すぎる。こんな場所で営業して客が入るんだろうか。
男性店員が暇そうにスマホをいじってたので、退屈な時間は終わりだとわたあめはぶちギレまくった。
わたあめ「これ通信できないんやけど。2日前に買ったSIMやぞ」
店員にキャリアから来たメールを見せる。状況は伝わったようだが店員は顔をしかめる。
店員「すまん、うちプリペイドSIMやってないからよくわからんわ。ベルジャヤタイムズスクエアにプリペイドSIMのショップあるから行ってみぃよ」
何っ!?ベルジャヤはついさっき立ち寄った場所だ。
Googleマップを見てみると、確かに存在してるようだ。全然気づかなかった。
ベルジャヤへUターン。しかしららぽーと内が複雑過ぎて、なかなか外へ出られない。
お願いぃ、ここから出してよぉと泣きべそかきはじめ、ようやく出口を発見する。
再度ベルジャヤを訪れると、確かにショップがあった。しかしSIMカードを販売している雰囲気はない。マレーシアでSIMカードを取り扱いしてる店は、壁一面をSIMカードの在庫で埋め尽くしているのだが、このショップはそれがない。
とにかく店員に聞いてみようとするも、結構人が並んでいる。
そしてあろうことか店員はわたあめの後ろに並んでる他の客を先に接客しはじめた。
外人はめんどいからとスルーされてしまったのだろうか。
しびれを切らしてショップを後にする。他に近いショップはないかとスマホで調べようとした瞬間、ベルジャヤの入り口のすぐ近くにSIMカード販売所を発見した。
全然気づかなかった。わたあめの視野狭すぎだろ。
店員に「これ通信できへんで」とクレームをつけると、店員は新しくプランを購入するよう勧めてきた。
こちらの言ってることが伝わってないのだろうか。もう一度説明しても、新しくプランを契約しろとすすめてくる。
もしかしてSIMカードのプランについてわたあめは何か誤解をしてたのだろうか。
『30days』『unlimited 』『High-speed』とあったので「30日間無制限で高速インターネット使い放題!」と言ってるものと思ったのだが。
いやでもメールではお試し終了って書いてあったしな。
どうしたものか悩んでると、店員があからさまに不機嫌そうな顔をしだしたので、わたあめはSIMカードはそのままに30日無制限高速ネットプランを購入した。35RM(1150円)。
設定をしてもらい、ネットが繋がるようになった。しばらくして、キャリアからメールが届いた。
「不備があってすまん。あんたの口座に金返すわ。あとお詫びに30GB分の通信容量あげる」という謝罪文であった。
やはりなんかおかしなことになってたのか。しかし口座ってどの口座なのだろう。銀行口座教えればいいのか?
ていうか高速ネット使い放題(のはず)のプランだから通信容量もらっても嬉しくないんだが。
とりあえずまたネット使えるようになったからよし。見知らぬ土地ではネットがないと色々と詰んでしまう。ネットが普及してない時代のトラベラーたちはどうやって旅行してたんだろうか。
次にやることは宿へのチェックインだ。この辺りの道は入り組んでおり、ららぽーとの中を通過していくのが一番の近道となる。
再びららぽーとに突入し、案の定迷子になる。
さっきケンタッキーを食べたばかりだが、フードコートを発見したので適当に食事してみる。旅行は何より飯が楽しみだもんね。
ワンタン入り焼きそば。
単なる焼きそばだが、口に入れた瞬間旨味の大洪水が襲ってきた。なんだこの旨さは!!
もしかして味の素大量に入れてる?
かつてタイの焼きそば屋台で、おばちゃんが数十グラム単位で味の素を投入してるのを見てから、シンプルなのに異常にうまい飯は味の素の使用を疑ってる。
その後小一時間ほどさ迷ったのち、ららぽーとから脱出を果たした。
宿はすぐ目の前であった。
この高層マンションの一室がホステルとなっている。
エレベーターで26階に上り、チェックイン。「一泊につき10RMのデポジットがかかる。あんたは4泊だから40RMだよ」と英語で言われたので50RMを出したら、40RMがお釣として返ってきた。
たぶん何か聞き間違えたのだろう。自分の英語力のカスさに嫌気がさしてくる。これでよく海外旅行しようと思えたものだ。
カプセルタイプのドミトリー。個室派のわたあめはドミトリーという言葉に拒絶反応を起こすタイプだが、ここはネカフェで寝るより断然快適。思ったより広いし、不満はまったくない。
このマンションにはジム、プール、サウナ、子どもの遊び場があり、宿泊者も利用できる。
うおおおおお!
なかやかええじゃないか。これで一泊1000円もしないんだから素敵。
宿のコモンエリアからはクアラルンプールのシンボルであるアレが望める。
アレの存在をすっかり忘れていた。入場料高いんだろうな。
それにあそこから夜景を見るより、こうして光ってるアレを見る方がよくね?
総合的に満足度高し。ここからの4日間はプールで泳ぎまくるぞ。
ららぽーとは外観も階段もキレイにライトアップされていてリア充のデートスポットと化していた。
夕食はフードコートでマレーシアの代表料理の1つ、チキンライスを食した。
うん、まずいわけがない。チキンライス以外の名称が思い付かないほどわかりやすい味。
日本のチキンライスといえば鶏肉入りケチャップライスだが、日本の方が独特かもしれない。
宿に戻り、プールで遊びまくったのち就寝。
なんか、食べてプールで遊ぶことしかしていない。なんて生産性のない日なんだろう。
でもこれでいい。残りの日数こんな感じでのんびり自堕落に過ごして癒されよう。
日本に帰ったらまた毎日仕事なのだから。
ていうか日本に帰ったらなんの仕事しようか。考えると鬱々としてきたので、さっさと灯りを消した。
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