カワセミ撮影のコツ
天気が良いので、きょうもカワセミを撮りに行きましたが、水がらみはほとんどうまく撮影出来ませんでした。
私はNikonのフルサイズ(FX)のカメラを使っていますが、マニュアルでピントを合わせる時に、あまりにも被写体が小さいとピンをあわせるのが一苦労するので、1.5倍の焦点距離を得られるクロップ(DXモード)で撮影しています。レンズは150mm〜500mmの望遠レンズ。
カワセミの水がらみはいつも焦点距離いっぱいの500mmで撮っていますが、それだと画角にカワセミをいれるのが意外に難しいんです。
なので被写体から離れればいいわけですが…いったん三脚を立てて被写体を狙うと、なかなか動けないもの。カワセミはいつ枝から飛び出すかわからないからなんです。
ところがきょう、野鳥写真家のNさんの行動を見ていたら、思い切って被写体の反対側に動き、見事正面から水がらみの写真を撮っていました。
カメラ位置を変えるのはある意味、賭けだと思うんですが、きっと「今だったら大丈夫」という自信があったのでしょう。経験豊富な方にはかないません。
カワセミから離れろ
ファインダーを覗いていると、どうしても、被写体に近寄って撮影したくなります。しかし水がらみを撮るときには、実際に写る範囲が広い方がいいので少し離れた方がいいんです。
狭い画角の中に被写体を捕らえるコトが出来れば、迫力ある写真が撮れますが、そう簡単にいかないのがカワセミの水がらみを撮ることの難しさ。カワセミはいつもそこにいるとは限りません。
何時間いても、チャンスは一回しかないのかも知れないからです。狭い画角で待つのはリスクがあるんです。
だから、少しだけ離れるか、ズームレンズであれば少し引いたサイズで待つのがいいんです。
そんなことはわかっているんですが、カワセミを目の当たりにすると、つい近くにいってしまい、望遠レンズを焦点距離一杯にしちゃうんです。
きょうもそれでした。
なので撮った写真は、画面の下のほうにカワセミが水に飛び込む姿があったり、右上の端っこに水しぶきが写ったりと散々でした。
でも観察を続けていると、思いも寄らないことが起きます。
枝にとまったカワセミ(♀)がペリットという、消化されなかったものを吐き出す様子が見られました。
3時間近くカワセミを待っていると、こうした様子も観察できるので楽しいものです。
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