初体験のドキドキ(陸上大会観戦のこと)
この春、中学一年生になった娘が陸上部に入った話を以前に投稿しました。
で、はやくも最初の大会が執り行われまして、観戦してきたときの話です。
そもそも、表題の通り、陸上の大会を観戦するのが初体験です。
テレビで世界陸上やオリンピックなどは目にしてきましたが、生観戦は初めて。もちろんそんな規模ではなく、今回は陸上トラックがあって、走り幅跳びのコーナー?(エリア?)と投てきのコーナー?があるぐらいの規模です。
で、僕が見に行った日は、娘が低学年(1年生と2年生の組み合わせ)のリレー選手に選ばれたらしく、100m×4人の競技に出場ということで見てきました。
その日のプログラム上、その種目は13時15分スタートの予定でしたので、少し早目の12時45分くらいに会場入りし、観客席で様子を見ておりました。
そのタイミングでは中学3年生の100m走が行われており、12秒台くらいでしょうか。見るからに速いなぁ~という感じの子もいて迫力もありました。
遠くで投てきの選手たちが準備していたり、トラックの手前では走り幅跳びの子も入場して説明を受けていたり、いわゆる競技場内で複数の競技が同時進行で展開されている風景がとても新鮮でした。
サッカーでも2面コート、3面コートあれば同時進行で試合が行われますが、あくまで同じスポーツですからね。コートの形状も全く同じですし。
その点、陸上は全く異なる競技があちこちで執り行われている風景は見慣れていないこともありとても新鮮でした。
まさに群像劇!
良いですねぇ~。
あと新鮮なのは、陸上競技はほとんどが待ち時間なのですね。
まぁ長距離走は別として、走ったり投げたりするのって数秒、数十秒の世界です。
その少しのプレイ時間に向けて、長い長い時間の準備・待機をする競技なんだなぁと改めて感じました。
新鮮というか不思議な感覚に近いかな。
あともう1つ。
スタートの直前の緊張感が半端ないのです。見ている方も。
走る競技だと、スタート時に足を乗せる器具(なんていうんだろう?)を自分でセッティングしたあと、審判が「オン ユア マーク」とアナウンスします。これまた「位置について」じゃないのがええのです(笑)。
これきっかけで会場がピリッとするのも新鮮!
すると、選手たちは無言でスタート地点に進み、しゃがみます。
少しの沈黙があり(これが意外と長く感じる!)、また審判が、
「セット・・・」と言います。
選手たちはお尻をあげて、まさにスタートせんというポーズに。
またほんの少しの間が空き(これまた意外と長く感じる!!)、
「パーンッ!」と号砲がなり、一斉に選手たちが走り出すのです。
おぉ~、これこれ!めっちゃドキドキする~!!です。
初めての体験ということもあり、こちらテンションがあがっております。
そうこうするうちに、うちの娘が出場する「低学年100m×4リレー」の入場が始まります。
そこで気が付きます!
あれ?娘さん、どこからスタート????(汗)
今は100m送が行われているのですが、必ずしも同じスタートとは限らない。そもそも、何番走者だっけ???
たしか、3番手って言ってような・・・。確かスタートとアンカーではないのは間違いないから2番手か3番手だろう。
う~ん、確か3番手って言うてたような・・・。グダグダ・・・w
とか思っているうちに、スタート地点が準備され、選手たちが4か所に分かれて準備しだします。
あの番号が書かれた物体(四角錐)が並べられているところがおそらくスタート地点やな。てことはその先にいる集団が、2番手走者達。その先が3番手ね・・・・。遠っ!
3番手のスタート地点、観客席のちょうど向かい(一番向こう)ですやん!!
まぁしゃーない。こればっかりは。
バトンを受け取って走り始める場所は遠いけれども、トラックを回って第4走者に渡す場所は僕からみて左斜め前で、まぁそこそこ近い方だわ。
もちろんアンカーが目の前を横切ってゴールへと向かうので一番見やすいですが、まぁ一年だし、しゃーないわ。
と、周りをキョロキョロしています。
何もわからない状態から気付いていくのが新鮮!w
さぁ競技が始まります。娘さんは2組目のレース。
1組目のレースは僕の中では、撮影の練習です。
スタート地点にスマホを向けて、
「オン ユア マーク」
「セット」
「パーンッ!」をおさめて、
そのまま選手を追いかけてカメラの向きを変えていきます。
遠くを写しているので、少し角度を変えるだけで、ギュッと移動してしまい、選手たちを追い越してしまうカメラワーク・・・。
意外と難しい!くそっ!!新鮮!!!
第2走者、第3走者、そしてアンカーへと渡る様子をカメラでおいかけ、ゴール・・・。
おぉーなんか新鮮!!!
速いかどうかわからんけど、全力で走っている人たちのつながりは、何か良い!!!
ふぅ~、と気持ちを落ち着かせ、いよいよ本番です。
第2レース。娘さんの中学校が呼ばれ、第3レーンであることを把握。
スタート地点の人(誰か知らん。おそらく2年生。)を確認。
「オン ユア マーク」
ポチッ、録画開始!
「セット」
「パァーンッ!!」
そこからは僕も本気モード。
今度は選手を追い越すことなく、しっかりと先頭と娘さんのチームメイトを捉えることに集中!
第2走者が速く、第3走者(おそらく娘さん)にバトンを渡す頃には4位まで順位を上げる!
第3走者にバトンが渡る!
おぉこの走り方は間違いなく娘さん!頑張れ!
おぉ―意外と速いぞ!そのままいけー!
アンカーへと渡すタイミングで3位に浮上!!
アンカーの1位と2位の子が速く、我がチームの3位が離されていく、
カメラは無意識に1位を捉え続ける!
・・・いつの間にか3位が見えなくなる!!
1位ゴール、2位ゴール!!
3位は・・・大外の8レーンの子がいつの間にか上がっている!
3レーンは・・・5位の子に追いつかれそう・・・追い抜かれた!ゴール!!
ポチッ!(停止ボタン)
ふぅ~・・・。
脱力です。。。。
オモロかった。新鮮!!!
意外と娘さん、ええ感じやんw
です。
いやぁ~娘さんのおかげでまた新しい体験をすることができました。
感謝です。
本人も楽しそうだし、やりがいも手ごたえも感じてそうだし。
このまま陸上を頑張ってくれたら嬉しいなぁ。
ただ1つだけ、不毛なことを言わせてください。
この日の会場、家から40分ほどかけて応援に行ってきました。
娘が走ったのは15秒~20秒ほどでしょうか?
チーム全体の記録が1分弱でしたから。
帰りももちろん40分かけて帰ります。
みじかっ!
いや、分かってます。不毛です。
サッカー観戦と比べるなんて不毛です。
濃度が違いますからね。
同じ一生懸命とはいえ、15分ハーフの前後半で1試合30分楽しめるサッカー・・・とはいえ、ね。そこじゃないですからね。
準備に準備を重ねて、本番に向けて緊張も高まり、会場が静まって全員が注目するスタートからの数十秒です。
濃度が違いますからね。
ちなみに、娘自身は朝の6時半に出発していました。
他のチームメイトの競技もあり、大会自体は午前中から行われているからね。
6時半から出発して、夕方戻ってきて、その間に15秒の全力疾走。。。
新鮮な感覚!!!
今後も楽しみです(笑)
(決して、陸上競技を揶揄することではありません。あしからず。本当に感激して楽しんできましたので。)
さて、来週は車で1時間半かけて移動する場所での大会らしい・・・。
往復3時間かけて15秒楽しんできたいと思います。
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