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恩師の言葉。

学生時代、監督が度々口にする、ある言葉が当時理解できませんでした。


「名将」として一時代を築き、多くの名選手を育てて来た監督。


その監督は、私たちが現役引退するのと共に指導者を引退。


私たちが最後の生徒となりました。


それから数年後、監督はこの世を去りました。


「自分の為にやれ」と。


あの時、しきりにそう言っていた監督の言葉の意味が、最近になって分かるような気がします。


私は4年間、レギュラーとして期待されるものの、その期待に応える事ができませんでした。


よく困らせ、よく怒られました。


でも、あの時の私には分かりませんでした。


今、それでも未だに私はバレーに携わっています。


あの厳しかった監督は、今の私の姿を見てどう思うのだろう。


まぁ、結局は怒られるんだろうけど。


終わり。

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