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Une Semaine à Zazie Films 週刊ザジ通信【11月3日㈬~11月9日㈫】

同時期に開催されていた東京国際映画祭FILMexが終わりました。ザジフィルムズ的に言うと、10月30日から公開がスタートした『MONOS 猿と呼ばれし者たち』のメインターゲットであるところのシネフィルの方々が、映画祭で上映されている作品を優先して、『MONOS~』を後回しにしてるんじゃないかと気をもんでいたので、晴れて(?)映画祭が終わって「さぁ!どんどん観に来てください!」という気持ちです。カモ~ンッ!

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私は、と言えば、映画祭開催中は、先週触れたP&I試写を数本観に行ったのみで、週末、週明けに発表になった両映画祭の受賞作は、残念ながら全く観れていません。観た中で気に入った作品もあったのですが、来年公開を予定している作品(まだ発表出来ないのですが)とジャンル的にかぶる部分も多くて、今のところは様子見(他社さんに売れてしまったら、それはそれで嬉しい)。観逃したけど気になっている作品は、公式カタログに記載されている“World Sales”欄に載っている会社にコンタクトして、試写リンクをリクエストしてフォローしていくことになります。

で、週末はいつものように映画館通い。『最後の決闘裁判』『モーリタニアン 黒塗りの記録』『劇場版「きのう何食べた?」』の3本を観ました。リドリー・スコット監督の『最後の決闘裁判』は、私的に今年ベスト3に入るんじゃないか、というほどズッポリと入り込みました。「2時間半超えか。長いな~。史劇苦手だしな~。でも何だかSNS界隈がざわついてるし、観といたほうがいいかな~」ぐらいの気持ちで、ほとんど予備知識なしに観たのですが、観といて良かった。性暴力、性差別、女性としての生きづらさ、というモチーフは、来年公開を予定している作品(まだ発表出来ないのですが。ふたたび思わせぶりで済みません!)と地続きな感じなので、勉強にもなりました。

『モーリタニアン 黒塗りの記録』も、『最後の決闘裁判』と同じく骨太なテーマの作品。堪能しました。とにかくジョディ・フォスターがカッコいい。刻まれたシワはそのままに、一切取り繕うことはしていないように見えます。ちなみにジョディは、私と同い年。トム・クルーズも同い年ですが、逆にトムは人工的な顔立ちになってきている気がします。潔くないぞ、トム!テレビの通販番組とか見てると、何を注入しているのか、顔がパンパンになって、結果顔つきが変わっちゃってるタレントがいるじゃないですか?個人的にあれはやっぱカッコ悪いと思います。

そしてもう一本の『劇場版「きのう何食べた?」』。2時間の特別編として、テレビでやれば充分、という気がしないでもないのですが、楽しかったので堅いことは言わないでおきましょう(ジルベールの見せ場が足りないのは不満だ)。

そうそう。劇中で内野聖陽演じるケンジが、職場の仲間に頭髪が薄くなってきたのを指摘されて気にして、病院の頭髪外来だの、ヘッドスパだのを受けるくだりがあります。私の場合は子供の頃から頭のてっぺんが薄く、60代で亡くなった父も同じくてっぺんは薄かったけど、それ以上進行しなかったので、たぶん大丈夫だと思っています(根拠、弱め)。そっちよりも最近気になるのは目の周りのシミ。ランニングが趣味なので、日々走っているうちにすっかり色黒になってしまい、手入れなんか何もしていなかったのですが、特にシミが増えている実感はなかったので、日焼け止めを塗ることも無く(塗ると汗と一緒に流れて目が痛い)気にしていませんでした。

が、それがいけなかったのでしょう。最近、シミが目立ってきたように感じます。なので、生まれてこのかた今まではヒゲを剃った後にローションをつけるぐらいしかしたことが無かったのに、ネットをさまよってダークスポット・リムーバーなるものを買ってみました。高かった…。まだ塗り始めて3日しか経っていないので、効果があるか全く分かりませんが、どうか薄くなりますように…って、全然私も潔くない!トム、ごめんなさい!

今週はネタになるようなことが特に無かったので、どうでもいい自分語りで失礼しました。あっ!でも、まだこちらでは12月25日にスタートする“カール・テオドア・ドライヤー セレクション”の予告編解禁、蓮実重彦氏のコメント入り本チラシ配布開始のニュースを、お伝えしていませんでした!こんな大事なネタがあったのに、シミの話なんかして字数稼ぎしている場合ではありませんでした。すみません。それにしても「ダークスポット」って嫌な英訳…。

texte de daisuke SHIMURA


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