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Une Semaine à Zazie Films 週刊ザジ通信【7月14日㈬~7月20日㈫】

梅雨が明けた途端にこの暑さですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?昨日、一仕事を終え、多少日が陰ったのを見計らって会社で着替え、駒沢公園まで走りに出たのですが(週2回ペースを目標に自主練中です)、駒沢通りで後ろから、歳の頃5年生ぐらいの小学生男子の乗った2台の自転車が、私を追い抜いて行きました。公園でスポーツに興じた帰りなのでしょう。私の前方で二手に分かれる少年たち。別れ際に片方の少年が「良い夏休みを!」と言って、片手を上げました。ごくごく自然な所作で。

世田谷の小学生は、洗練度が高いです。なかなか言えないですよね。「良い夏休みを!」。少なくとも私は、小学生の時に言ったことないです(笑)。そうか、今日は終業式だったのか。東京の小学校、今も昔と変わらず7月20日が終業式なんですね(トップ画像は、世田谷の小学生ではなく、2年前の夏休みに行ったダナンで撮った1枚です)。

ザジフィルムズには、夏季一斉休業日はありません。7月~9月の間で、各々で休みを取る形です。でも旅行に出かける気分にはなれないし、いつ取って、何をしましょう…。メリハリをつけるためには、きちんと休まなきゃ、なのは分かっているのですが。個人的には、やっとワクチン接種の予約が出来て、1回目の摂取がお盆の頃なので、その翌日は休みを取ろうかと思ってます…って、夏休み気分は皆無です…(´;ω;`)

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※ 画像は、初日のフェデリコ・ボンディ監督のオンライントークの模様。

ちなみに、今週末の4連休を絡めて休みを取る社員はおりません。なぜなら、先週もお伝えしました通り、4連休の真っ只中、7月24日㈯は、岩波ホールで上映中の『わたしはダフネ』最終回の上映後、フェデリコ・ボンディ監督と主演のダフネ役カロリーナ・ラスパンティさんのオンライントークが開催されるので!コロナ感染者の増加が続いている上に、この酷暑なので、正直なところ静かめの興行となっているのですが、オンライントークのある、この日のこの回は、一人でも多くのお客様に来て頂くべく、絶賛プロモーション中です。18:30からの最終回の終映が20:00過ぎ、そこから30分ほどのトークなので、終了は20:30頃です。既にご覧くださって、岩波ホールの半券をお持ちの方は、トークからの入場も可能ですので、ぜひお気軽にご来場ください!

さて、今週のザジフィルムズ。特筆すべきは、先々週情報が解禁された『MONOS  猿と呼ばれし者たち』の、公開に向けての様々な動きでしょうか。映画評論家の方や、編集者、映画ライター、メディア関係の方々にご覧頂くプレス向け試写の日程を付記した試写状は、既に送付済み。今月末から数回、実際に試写室で試写がが行われると同時に、オンラインでも視聴して頂くことになります。反響が楽しみでなりません。

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※ 現在解禁になっている『MONOS 猿と呼ばれし者たち』場面写真。

一方、一般の方々に向けたチラシ、予告編の制作も進行中です。前々回の当通信で書いた通り、今まで配給してきた作品とは一味も二味も違うこの作品をどうやって差し出せば、ご興味をもって頂けるのか?社内、劇場、共同提供のインターフィルムさんと話し合いつつ、具現化している最中です。予告篇はほぼ完成し、現在本国の権利元を通じて、監督、プロデューサーのアプルーバルが下りるのを待っているところ(邦題、ビジュアル、予告編は、すべて原権利者の許諾が必要。インディペンデント作品の場合、ある程度、その国その国の宣伝方法を尊重してくれるので、コンセプトや編集の根幹部分にNGが出ることはほとんどなく、文字関係の調整をリクエストされるぐらいのことが多いです)。

ビジュアルのほうも、調整を重ねて、間もなく、監督、プロデューサーにチェックしてもらう最終バージョンが、デザイナーさんから上がってくる予定。予告篇、ビジュアル共に、8月上旬までにはお披露目出来ると思います。劇場、ネットで、ぜひチェックしてください。

ところで。こういった一連の公開までの動きなのですが、そのスケジュールには定型のフォーマット、というか決まりがあるのか、ご存知の方は多いと思いますが、あらためてこの機会にちょっとご説明させて頂こうと思います。弊社の場合は、通常は4か月前後前に公開決定リリース、3ヶ月前後前には予告、チラシが露出し始めることが多いです。もちろん例外もあり、もう少し長期的な戦略を取って、ティザーチラシと呼ばれる予告チラシを半年くらい前から配布したり、ティザー予告と呼ばれる短めの予告を映画館でかけてもらうこともあります。逆に、急遽公開が決定した作品に関しては、情報が露出してから公開まで、2ヶ月前後の短期決戦になることもあります。

最近は情報が伝わるスピードが、一昔前より格段とアップしているので、公開決定リリースが出て、その時はSNS等で盛り上がったとしても、その後静かになり、3~4か月の宣伝期間が間延びしてしまう危険性もはらんでいて、短期決戦のほうがかえって効果を上げることもあり、時間をかければいいというワケではないのが難しいところです。『MONOS  猿と呼ばれし者たち』に関していえば、公開まで多少タイトめなスケジュールなので、インパクト強めでガンガン行きたいです!

texte de daisuke SHIMURA


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