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Une Semaine à Zazie Films 週刊ザジ通信【6月2日㈬~6月8日㈫】

緊急事態宣言は続いていますが、6月1日からは都内のシネコンも座席数を制限して、21時までの時短営業で無事再開されました。私も早速、週末は新宿ピカデリーに出かけて、フランス映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』を鑑賞。劇場ロビーは老若男女で賑わっていました。…が、やっぱり高年齢の女性層は少なめかな。あぁ、早く誰もが「映画の後は、あの店でご飯食べましょう」などと誘い合って、安心して映画が観られる日々が戻って来てほしいです。

飲食店はアルコールの提供も出来ず、いまだ大変な状態。事務所周辺も、長期にわたって休業してしている店が結構あります。カラオケボックスもずっと閉めたまま…と無理やりカラオケネタに話を移行させてみました(笑)。学芸大学駅周辺のカラオケボックスは閉まっていますが、私の地元の店はアルコールの提供、持ち込み禁止ではあるものの、24時間営業中。金曜の夜は映画からの帰り道、まだ時間も早いので、フラフラと通り道のカラオケボックスに吸い込まれてしまいました。生涯二度目の独りカラオケ。ここのところ、『筒美京平Utimate Collection』という9枚組CDを聴き込んでいるので、歌ってみたい曲が目白押しなのでした。

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※この歌詞は何という曲でしょうか?(「クイズ脳ベルSHOW」みたい)

自慢ではありませんが、私は大のカラオケ好き。最低でも二ヶ月に一度ぐらいは歌いに行かないとストレスが溜まってきます。歌うのは、前述のCDの話や画像でもお分かりの通り、ほぼ70年代から80年代のいわゆる昭和歌謡。以前も書いたことがありますが、私が作るキャッチコピーは、昭和歌謡の歌詞からインスパイア(パクリ…ではなく、インスパイア。笑)されたものが多く、昭和歌謡は私の血肉となっていると言っても過言ではありません。

来日ゲストとカラオケに行った経験はそう多くはないのですが、2009年12月に公開した『海角七号 / 君想う、国境の南』の初日舞台挨拶のため来日した主演俳優ファン・イーチェンさんと、打ち上げで行ったカラオケはよく覚えています。台湾で大ヒットした、この映画の主題歌が既にちゃんと配信されていたので、歌ってもらいました。目の前で本人の生歌を聴けるなんて、ホント役得!めちゃくちゃ甘い歌声に、皆メロメロになってしまいました。私がその場で何を歌ったのかと言えば、「台湾といえば…」ということで、欧陽菲菲の「ラブ・イズ・オーバー」(コテコテ)、台湾で人気を博したというテレビドラマ「星の金貨」の主題歌「碧いうさぎ」まで歌ってしまいました。そんなに無理に“台湾寄り”にしなくても、ファン・イーチェンさんやマネージャーさんは、ミスチルなどのJPOPをよくご存じだったのですが。

最近では(4年も前ですが)、2017年公開の『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』のガブリエーレ・マイネッティ監督が来日して、関西のキャンページをアテンドした時も、一緒にカラオケボックスに行きました。…と言っても歌いに行ったのではなく、京都に滞在中、その日になって急遽入った電話でのラジオ番組出演のために「どこか静かなところで電話を…」と探して、思いついたのがカラオケボックスだったのです。電話インタビューが終わり、「せっかくだから」(何がせっかくだからか、良く分かりませんが…。笑)と、水木一郎さんが歌った「鋼鉄ジーグ」の主題歌を監督の前で披露する機会を得ました。♪ ダンダダダダン ダダンダダダンというアレです。社交辞令入ってるとは思いますが、監督には大ウケでした。

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※新宿の高層ビルから街を眺めるガブリエーレ・マイネッティ監督。

カラオケに関して、私の最大の野望は、某“憧れの君”とカラオケをご一緒させて頂くこと。その方(謎)が主演した『サヨナラCOLOR』を配給した際には、残念ながら打ち上げでカラオケ、みたいな流れはありませんでした。いつの日かそれが実現したら、もう私は死んでも構いません(笑)。だけど、一体何を歌えばよいのだろう?ご本人の曲を歌う、なんて絶対禁じ手だし、緊張し過ぎてワケが分からなくなって、「あなたを・もっと・知りたくて」とか歌っちゃうかも。ご本人は、そんなことでムッとするような方ではないと思いますが♡

同業の各社の皆さんも、監督や俳優が来日した際に、日本文化の一つであるところのカラオケに行く機会も多いのではないかと思います。そういう時は、きっと皆が知っていて歌える洋楽で盛り上がるのでしょう。しかし私の弱点は(笑)洋楽に疎いということ。このコロナ禍の間に、どこの国のゲストが来ても対応できるよう、洋楽も練習しておかないといけませんね。

そうこうしているうちに、7月3日の岩波ホールでの『わたしはダフネ』の公開まで、3週半となりました。来週は宣伝の進捗についてもお知らせできることもあると思います。どうぞお楽しみに!

                      texte de daisuke SHIMURA









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