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自分の機嫌は自分で取るという、誰かの名言

Voicyで大好きなパーソナリティたいろーさんが、お母様のことを人格が磨かれた人の一例としてお話されていたことそのものがまずは美しかったのだけれど、そのお母様の特性として「自分の機嫌は自分で取ることができる女性だった」と言った趣旨の言葉があって、それはもうものすごく私にとって戒めの一句になったのである。

自分の感情を抑えないこと、ありのままに生きることの美しさについて、私は高校生の時にとある同級生の生き様(そして彼女は今でも仲良しのつもりである)から学んだのだが、私はそれを稀に履き違えて生きてきた節がある。喧嘩上等精神である。怒りや悲しみは、何かに問題・課題意識を持ってして芽生えるのであって、それを隠すってことはその問題なり課題なりを見過ごして生きている当事者意識のない奴のやり口だ。そう思って、なりふり構わず感情をむき出しにして傷だらけになりながら、結果としてそれによって問題・課題を解決してきたこともまごうことなき事実ではあるも、それと引き換えに多くのことを失ってきたような虚無感が、心のどこかにぽっかりとしたブラックホールを作って、それは長い間残存し続けている。

自分の機嫌は自分で取るって、他の何かでも耳にしたことがあるような気がするのだけれど、良い言葉だなぁとつくづく思う。そして、それはやろうと思えば実は世界で一番簡単なことのようにも思う。人の機嫌を取るのはものすごく疲れるしツボを押さえるのが大変だけれど、自分のツボは自分が一番理解していたりするものだから、これくらいなら私みたいなポンコツ女にもできることかもしれないと、そう思わせてくれる魔法のような言葉だったのである。

私による私の機嫌の取り方とは。@最近の仕事中(機嫌が悪くなるのは大体仕事中である)

①フリーアドレスなのを良いことに、叶わぬ恋心を抱き続ける(半分冗談)先輩の近くに移動して仕事をする。彼に話しかけたり相談したりするわけではない。ただ彼が商談に出かける際にネクタイを締めたり、商談から帰ってきた際にネクタイを緩めたりしているのを見ているだけでもうほぼイキかけられるわけである。

②誰かが褒めてくれた文章(チャットやメールなど)を読み返す。

③スターバックスなどの美味しいちょい贅沢なコーヒーをグランデ以上のサイズで買って、ひたすらに味わう。

④最近のブームとしては、狐狼の血LEVEL2の松坂桃李もしくは鈴木亮平の演技をYoutubeに上がっている予告動画でひたすらリピートして楽しむ。

こんなもんかな。

「うわっ」と変な声が出るくらい、びっくりするほど低俗ですね。でもそれで自分の機嫌が自分で取れたら、周りに嫌な思いもさせないし心配もかけないんですよね。しかも全部5分10分でできるしコストがかかるのはせいぜいスターバックスのコーヒーくらいである。安いもんだ。

こんな簡単なことにどうしてあの頃気づけなかったんだろう?笑

とはいえ、ありのままを生きる同級生からの学びは間違いなく私のアイデンティティの一部になっているし、自分を180度変えようなんてそんなことはしなくていいしするつもりもないが、ほんの少しだけ大人として生きやすく歩んでいくために、私は亀のスピードで確実に成長していっているのである(はずである)

あなたは、どうやって自分の機嫌を取りますか??

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