Zazaza

齢36歳B型やさぐれ女の、気ままな徒然草。

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齢36歳B型やさぐれ女の、気ままな徒然草。

最近の記事

「私なんて、会社のぶら下がりだからさ」という、誰かの言葉。

いよいよ辞令発表があり、私が現在の勤務先から去ることが公に。 この度、無事に今の勤め先を退職し、新たな場所で働くことになった。 タイミング的に定年退職者も多く、大量の辞令リストの中に埋もれた私の名前。それでも、過去に共に働いた人から「どうしたの!?何があったの!?」という驚きの声や、「あなたのことだから色々考えてのことだよね。心配してないから、頑張って!」という応援の声。あれ、そんなふうに私のこと思ってくれてたの・・?という人たちからも、「飲みにいこう、連絡先教えて!」と言

    • 転職活動開始から約1年半。私は転職にありついた。

      思い返せば2021年9月。キャリアコーチングというものから私の転職活動は始まった。 https://note.com/zaza_zaza/n/nb81d42880db5 結論キャリアコーチングは意味がなかった。いや、自分の世間知らず身分知らずを思い知るきっかけにはなったわけだが、あの金額はボッタクリもいいところだ。周囲にあのサービスを利用しようとしている友人知人がいるならば、私は全力であのサービスを否定するしお勧めしないだろう。 この冬、私が最終的に転職に成功できたのは、

      • 二郎系ラーメンの洗礼。

        ついにこの日がやってきた。 3連休の最終日、午後13時。近所に最近オープンした、いわゆる”二郎系ラーメン”店の入り口前。齢36の私は、先ほど買った食券を握りしめて並んでいた。 あのおどろおどろしくもダイナミックなヴィジュアルのラーメンを、ついに食す日がきたのか。今まで気になりつつもなかなか足を踏み出せなかったが、思い立ったが吉日。私は無駄に近所を一万歩ほど歩いたあと、店舗の前にたどり着いていた。 噂には聞いていた。なにやら注文にはルールがあるらしい。そのルールを守った注文

        • 歳下の男

          「お久しぶりです、先日無事に帰国し、本日付でマーケティング推進部に着任しました。」 3歳下の後輩である彼がインドネシアにある支社に赴任してしまってから、もうそんなにも月日が経過し、彼はとうとう戻ってきたのか。私は彼からのチャット通知をクリックすることなく「✖️」で閉じ、30分後に始まる会議の資料に目を戻した。 以前であればちょっとだけにやけてしまったりして、すぐに「おかえり!」なんて返信をしていたであろうか。彼と一緒に働いていたのはもう5年ほど前である。端的に言えば、当時

        「私なんて、会社のぶら下がりだからさ」という、誰かの言葉。

          カレーの牛肉

          我が家のカレーの肉はもっぱら牛肉だった。 私は家のカレーのカクカクとした牛肉が大好きだった。母の目を盗んでは、牛肉だけをつまみ食いしていた。まだカレールーを投入していない煮込みの段階ですら、必死に牛肉のかけらをおたまで瞬時にすくって激熱のまま口にほおる、そのタイミングを見計らっていた。カレーの牛肉はいつもほろほろとしていて柔らかく、子供ながらに牛肉の味わいを堪能していた。 母はやたらと長く牛肉を煮ていたと思う。ニンニクやワインなどで軽く炒めたあと、牛肉だけを、丁寧に灰汁を取

          カレーの牛肉

          素敵な母親たち

          私と彼女は高校時代からの親友であり、もう20年前ほどの付き合いだが、お互いの家や親のことをこれといって話し合ったことはあまり記憶にない。そんな彼女が、最近何やら画像が盛りだくさんのLINEメッセージを送ってきた。開いてみると、彼女のお母さんが、地方新聞の「はがき随筆」というコーナーに日々エッセイを投稿し、月間賞に入選するまでの軌跡だった。 読んでみると、それは約500文字のエッセイ達。日常でお母さんが感じたちょっとした幸せや気づきがお砂糖となって、小さなアンティークのシュガ

          素敵な母親たち

          自分の機嫌は自分で取るという、誰かの名言

          Voicyで大好きなパーソナリティたいろーさんが、お母様のことを人格が磨かれた人の一例としてお話されていたことそのものがまずは美しかったのだけれど、そのお母様の特性として「自分の機嫌は自分で取ることができる女性だった」と言った趣旨の言葉があって、それはもうものすごく私にとって戒めの一句になったのである。 自分の感情を抑えないこと、ありのままに生きることの美しさについて、私は高校生の時にとある同級生の生き様(そして彼女は今でも仲良しのつもりである)から学んだのだが、私はそれを

          自分の機嫌は自分で取るという、誰かの名言

          あかるい夜

          緩やかに街の日常がもとに戻りつつある中、すっかりステイホームに慣れてしまった私は、コロナ禍前はあれだけ毎日のように外で飲んでいたのに、ピタリと飲みに行かなくなってしまっていた。 もちろん理由はステイホーム習慣だけではない。転職活動や読書に割きたい時間が増えてしまい、飲みに行くことの優先順位が私の中で下がってしまった。自分自身驚きを隠せないと同時に、嗚呼今まで私は時間というお金をお酒にどれだけ溶かしてきたんだろう(そしてそれは確実に脂肪となって私の体に還ってきている。還ってこ

          あかるい夜

          もう会えない、彼女とのこと

          あんなに仲が良かったはずなのに。ちょっとした自分側の慢心や傲り、或いはその逆、ボタンのかけ違いで、なんとなく距離が開いてしまった。 そんな経験って、ある人にはあるモンだ。と考えている。 「お耳に合いましたら」を見ていて、主人公の女の子が、大学時代の親友で就活中に喧嘩みたいな様相になって関係が遠くなってしまった女の子と、社会人になってから。ライフワークを通じてまた仲良くなれた。というハッピーハッピーエピソードがあって、「ああ、眩しいなぁ。羨ましいなぁ。」と思ってしまった。

          もう会えない、彼女とのこと

          今日の心構え

          ・今日の目的にフォーカスし、相手のなんたるかに注目しない。注目すべきは、自分。 ・無駄に推理力を働かせて、邪推に時間を浪費しない

          今日の心構え

          母ちゃんへの謝罪

          仕事中に母親からLINEが来た。「相談したいことがある。いま忙しい?」 実家から遠く離れたところで働いているという潜在的な申し訳のなさから、私はこういう感じで言われてしまうとソッコーで電話をかけてしまう。 「迷惑メール開いちゃった。支払いとかはもちろんしてないんだけど、ウイルスとかが心配」といった趣旨の相談だった。 そこからその日の夜も含め諸々の確認・議論を行なった末、被害はなく本当にただの迷惑メール、しかし母がタブレットにアンチウイルス的なものを入れていないということ

          母ちゃんへの謝罪

          キャリアコーチングの始まりはモヤモヤから。

          思い切って申し込みした某HRテック会社から、私のキャリアコーチング担当のアサインにかかる連絡を、LINEで頂戴した。 初回無料カウンセリング時は、その会社のHPに掲載されている女性の方が担当してくださった。年齢はおそらく若いだろうけれども、すごく落ち着いて何より声が良くて(声フェチ)安心できる方だなぁと思っていた矢先、てっきりその方が今後担当になってくれるのかと思っていたら「あなたに一番合うと思われる人を社内で検討し、アサインさせていただきます」と言われた。なるほど。 で

          キャリアコーチングの始まりはモヤモヤから。

          贅沢ビュッフェと女友達

          数年ぶりに高校の同級生と会うことになった。場所は某高級ホテル、時は平日のランチビュッフェ。当日はあいにくの雨だった。 皆都内にいて仲が良いのに、何故数年ぶりなのかというと、概ねのところは自分のせいで。 私以外の2人は家庭持ち(子供あり)で、当時子供も小さかったためいつも子供同伴だった。心が侘しかった私は、愛する友人の子供は可愛いが長時間子供らの相手するのは辛く、「ここで時間を消費して私に何かメリットあるんか?話したいことも話しづらいし」と思ってしまうことが度々あった。結果

          贅沢ビュッフェと女友達

          毎朝、この街を愛す

          数ヶ月前から、できるだけ毎朝1時間くらい散歩するようにしている。私のマンションからの散歩コースは6パターンくらいあるのだけれど、とりわけ好きなのは、綺麗な新築マンション群を見上げて裕福な暮らしを想像すること、狭い住宅街の路地裏に入り込んで懐かしい生活感に酔いしれることなど、立ち並ぶ様々な「お宅」を眺めながら歩くことだ。 大通り沿いには、タワーマンションはないが低層の美しいマンションはそれなりに多い。一方で、一つ裏に入れば、火事が起きたらもう一蓮托生だと言わんばかりに隣と隣と

          毎朝、この街を愛す

          叱責、他責、自責からの消化

          またポンコツな先輩が、「これどうしたらいいかな、相談したいので時間ください」と、夜遅くに会議出席依頼を送ってくる。3週間前にお願いした案件の話だ。 あんたが一番怪しいとわかっていたので納期に至るまでに何回も確認してたのにまともに回答せんかったのそっちやろ。大体同じキャリアグレードとはいえ歳上なんやしもっとしっかりせぇや。いい歳してガバナンス観点ガバガバでどうすんねん。同じ額の給料もらってんなや。てか会議出席依頼に要点を書け、せめて。一旦非公開にすりゃええじゃろ。 すでに業

          叱責、他責、自責からの消化

          私の中に、あなたの中に、ヒコロヒーさん。

          ゴッドタンでみなみかわさんとのコント(漫才だったら、その世界においてとても無知でかたじけない)を見たのが、私とヒコロヒーさんの画面越しの出会いでした。本当に衝撃的というか、「この人、好き・・・」という感情が抑えられない面白さでして、Youtube等でその動画を一心不乱かつ浅はかに探すも当然ですが見つからず、それ以降はヒコロヒーさんが出る番組・動画はたくさん拝見して、どんどん虜になっていく自分が紛れもなくそこにおりました。一方で、「ヒコロヒーさんが好きな自分」を素直に認められな

          私の中に、あなたの中に、ヒコロヒーさん。