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転職する前にスキルを伸ばすべき?

今回のお話

最近勉強をしていますでしょうか。
社会人で差別化可能なのは勉強やアウトプットだと思っています。

もちろん目的はありきの上でなにかしらのスキルはどの業界、職種でも必要となります。

今回はそのスキルの伸ばし方について考えていきましょう。

どれを伸ばすのか

スキルを伸ばせば高収入になるのかと言われればイエスであり、ノーと言えるでしょう。
様々な著名な方が著者や記事で述べていますが、給与の多くは業界×業種で決まります。

例えば同じ営業マンという職種を取っても小売と金融では金融の方が一般的には高給ですし、金融においても地銀と大手、外資を比較すると外資の方が一般的に高給でしょう。

motoさん曰くこの構造を理解し、業界などズラしを行うことで年収を上げていくという方法が望ましいとのことです。

こういった前提のもと考えることは、ズラしを行う上でどんなスキルが求められ価値が高いのかと。

転職を行う上で市場価値が高いのは再現性の高いスキルだと思っています。

経験やどんな会社にいたのか、どんな実績を挙げ、どんな人柄なのかというのは個人の「優秀さ」を表すシグナルになります。

やはりそれらが入社後も同等に発揮され、伸び代があるか、貢献されるのかという部分が大事になります。

そう考えると、再現性のあるスキルを持っていると自他共に評価可能な形で証明する必要があるということになります。

であれば、どのようなスキルを伸ばせば、再現性の高いものとして認識されるのでしょうか。
それは、以下の掛け合わせかと思います。

①オープンorクローズ
②ノーマルorプロフェッショナル

①オープンorクローズというのは、企業に普遍的なものか所属する組織固有かということです。

②ノーマルorプロフェッショナルというのは、職種共通か職種の専門性の高さです。

自分の持っている経験やスキルをこのマトリクス上に展開した上で、転職したいと考えている企業が求める要素に対してどれだけ合致しているかということを見ることになります。

求人サイトなどの情報には必ず必須要件と歓迎要件があります。
必須要件は必ずしも列挙されている全ての要素を満たす必要はありませんが、満たしてる項目数が多いほど良いのかもしれません。

さてどのスキルを伸ばすかの話に戻すと、個人のマトリクスと転職したい企業の要件を落とし込んだ企業マトリクスを重ねて足らない要素を埋めるスキルを伸ばすべきだろうと考えています。

ただここで留意すべきは書かれている要件だけが全てではないということです。

例えば今はエンジニアであるが、人事になりたいと考えたときに、人事が持つべきスキルを身につけようとしますがエンジニアであることのスキルを活かしてその要件にはない強みを発揮することもできるでしょう。

このように個人と企業のマトリクス上の重なってない部分でも強みになる部分が存在する場合もあるということです。

これは未経験職種に異動したいときに強く働くかもしれませんね。
その職種しかやってこなかった人と異なる職種からの転換では、異なるものの強みとの掛け合わせを意識することです。

魔法使いが剣士になりたいとして、剣士しかやっていなかった人との差分は、魔法が使えることです。
別に魔法を捨てて剣士になるわけではなく魔法剣士を目指せば良いのです。

ゲームにおいてはそれを理解しているのに、現実においてはその掛け合わせを意識せず、これまでのスキルをなかったかのようにするのは不思議ですよね。

未経験の例はわかりやすいかもしれませんが、同業界同業種だとしても、組織固有やこれまでしてきたスキルとの差分は必ず掛け合わせの一要素になるのでその辺を意識することが重要です。

成果を上げるために企業マトリクスに必要とされるもので、個人マトリクスのスキルとの掛け合わせがもっとも効果高く現れるスキルこそが伸ばすべきものだと思います。

最後に

様々な本を読んでいても以下の3つの観点も重要かと思います。

・ビジネス
・テクノロジー
・デザイン

例えば、日程調整や社内外の根回しからBS/PL、キャッシュフローの読み方などはビジネスでしょう。

プログラミングや数学、インターネットに関する知識などはテクノロジーであり、デザインはwebや紙などの見た目からどんな価値がユーザにとって望ましいかを考えるのもその範疇でしょう。

文中に書いたオープンorクローズやノーマルorプロフェッショナルのマトリクスに対して更にこのビジネスやテクノロジー、デザインといったカテゴリ分けをしていくことで3種のどこに多く分布しているかで自分の強みや好きなことの方向性が詰まっていることも見えてくるかと思います。

自分のやりたいことはなんだろうと思い立ったらマトリクス×3種のカテゴリの分布を明らかにしてみるとそれが見えてくるかもしれませんよ。

それでは、また。

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