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【考察】高等教育の必要性

現代の日本において、大学に通うことには意味があるのでしょうか。日本で大学が誕生したときの大学の目的は専門教育でした。今の2,30代の大学進学率は約50%です。約半数が専門家になっているようには思えません。

私は大学で4年間学びました。しかし、4年間かけて学んだことのほとんどを今の仕事で活かしていません。多くの大卒者・院卒者が同様のように思います。この結果に対して数百万円の投資をする必要があるのでしょうか。

20歳前後は最も時間が豊富で豊かであり、行動力も充実しています。座って講義を聞いているのはもったいないように思えます。まして、現代の日本では大学の4年間で学ぶことができる知識はインターネット上に転がっています。

一方で、企業が人を採用するときには一定の尺度が必要であり、学歴はその一つとなります。なぜなら、その人にどんな能力や知識があるかが未知だからです。初対面の人のスキルを判断するときに、どこで何を学んでたかという情報は一定の指標になるため不可欠になります。

そもそも教育は受けるものであり、高等教育機関は情報をインプットする場です。しかし、インプットされる情報自体は調べたら得られるため、情報をインプットしている人自体に価値はありません。

得られた情報をどう処理するか、どんな新たな価値を生み出せるか。それは高等教育からは学ぶことはできませんし、学ばずとも得ることができます。

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