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フリーランス美容師になるまで その6
社長に事実を打ち明けると
社長の口から、
「まあ疲れてたんじゃない?必死な訳だし、、仕方ない、、まあ俺から注意しとくよ」
仕方ない?!
もはや規則や秩序を乱す従業員を追い出すことができないくらい切羽詰まってるのか、、
秩序を乱していたとしても、授業員には辞められるほうが困るってことなんだろう、、
「あとお前アシスタントに何か吹き込んだんだろう?」
社長が自分に問いかける
おそらく社長は自分が退社すると決まってからアシスタントが辞めたのを、自分が何か吹き込んで辞めさせたと思ってるらしい、、
自分「何も言ってないです」
社長「じゃあなんで突然アシスタントが辞めるって言い出すんだよ」
自分「さあ、この働いてる環境に魅力を感じなかったんじゃないですか?」
社長「へー」
その時の社長の顔が、子供みたいだったのを覚えてる
プライドが高い人間だから、素直に自分の否を認められない、デカいだけの子供、、
美容師のオーナーって正直こんな人間ばっかで、、
美容師をやりながら本当に美容師が嫌いだった
それから退社まであと1ヶ月の間
Kさんと会話をすることはなかった、、
その退社までの間に、自分はもうフリーランスになったらやりたいことがあって、サロンの少し隙間時間とかに本を呼んで勉強していたんだけど
その隙間時間にまたもや事件がおこる、、
いつものようにその隙間時間に本をバックルームで読んでたんだけど
そこにフラッと社長が現れて
次の瞬間、、
頭を横からストレートで殴られたのだ!
その時自分は立った状態だったんだけど、少しふらっとよろめいて
そのまま社長に胸ぐらを掴まれ
こう言われた
「テメー仕事中だろ」
その時、冷静に思った
ああ、これがこの会社の本性なんだと、、
もう暴力を振るうとこまできたか、、
社長「Kさんのヘルプつくとかやることあんだろ?」
不正してるKさんを味方にして、まともに約束通り退社までの半年の間、
まともに働いてる自分はもう敵なんだと、、
正直、自分の心も身体も限界で、
危うく社長を殴り返すとこだったが、、
ここで殴り返したらコイツらと同レベルだと思い
ぐっと拳を抑えた、、
あともう少し、、あともう少しの我慢だ、、
そう自分に言い聞かせて、なんとかその場はやり過ごした
そしていよいよ退社の日、、
つづく
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