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神輿を担ぐ子どもが減っていた

昨日は数年ぶりに地元の神社の例祭で神輿の担ぎ手をしてきた。

神輿は全部で4基。大人の大神輿1基に加え、子ども神輿が大・中・小の3基あり、年齢に応じて担ぐものが変わる。今年はぼくは、自分の町が担当する子ども大神輿の手伝いをしてきた。

自分が小学生で参加していた十五年ほど前は言わずもがな、少し手伝った大学生時代の数年前よりも明らかに子どもの数が減っている感じがする。昔は子供たちみんなで持ち上げるには人が多すぎて、神輿につないだロープを引いている子どももたくさんいた。そのロープが今年はヘルプの大人たちが楽に持ち上げるための肩掛けとして使われていた。

祭りは以前から地元民だけで守られてきたわけではない。毎年大学生の力を借りている。

びわ湖から流れ出る川の流れるぼくの地元には、ボードの聖地で、ボート部の練習場が川沿いにたくさんある。ちょうどゴールデンウイークにも毎年「朝日レガッタ」というボートの大会が行われているのだが、そんななかで、部活に入りたての京都大学ボート部の1回生は、先輩たちの有志を見ることも許されず、祭りに駆り出される。今年も大学生たちは大活躍だった。

滋賀県南部は全国的に人口減少がかなりましな地域で、かつ、大学生という若者の力も運よく借りることができている。

それでも、この重み。

コロナ禍を経て、取りやめになった祭りも少なくないときく。そうだよな、と思った。

神輿の重みを、文化伝統を受け継ぐ重みのように身に受けながら、炎天下を練り歩く。

自分は地元にどう関わっていこう。

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