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ブラックジャックに

1日の大半をキーボードを叩いて過ごす私が大変便利でお世話になっている機能が予測変換。よく使う言葉を覚えてくれているため、文字入力に際してかなりの省エネが可能となる。便利。嬉しい。

常々取引先とメールをする私にとって、使用頻度ナンバーワンワードはよろしくお願いします。だと思う。
よろしくお願いします。と言っておけば大抵のことは滞りなく進んでいくし、言わないとほぼ、よろしくなくなってしまう。人間関係をはじめとする万物をよろしくするワード、それがよろしくお願いします。なのだ。
よろしくお願いします。は世界を救う。今年の24時間テレビのテーマにどうか。

話を戻して予測変換。
よろしくお願いします。の圧倒的使用頻度の前に、「よ」と打てばよろしくお願いします。が出るようになった(このnoteを書いている間に「予測変換」が予測変換に出るようになった。皮肉なものよ)。
少しでも早く文字を打ちたい私にとってこの機能を使わない手はないので、「よ」⇒tabキーでよろしくお願いします。を選択、という毎日を送っていた。

私はメールを送信する前に、軽く流し読みだけして確認するタイプでそこまで時間をかけないのだが、ある時何の気なしにメールをしっかり読み直してみた。
本当に思いつきの行動だったが、読み返したそのメールは、文末が「よろ」になっていた。

エルフ荒川さん、ぱーてぃーちゃん信子さん、きょんちいさん等の顔が瞬時に浮かぶ。ギャルとして取引先と対峙しかけていたのは寒気がした。あぶねえ。
後ろに「☆」がついていなかっただけマシだと思えるが。

ただこの状況すらも、ギャル的に言えば「ウケる」といったところか。ギャルはつええな。

もしかすると、それまでのメールも文末にギャルを忍ばせていたのかもしれないと考えると中々に重たい気持ちになったが、それでも荒川さん、信子さん、きょんちいさんは笑っている。長いネイルをつけた手を叩きながら、カービィみたいに口を開けて笑っている。

メールの打ち間違いがなんだってんだ。毎日元気に生きているだけで結構じゃないか。そんな感じでこれからも生きていきたいと思います。

これからもよろ

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