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癖 of Life

世の中を生きにくくしているような、直したい癖がいっぱいある。

総菜を買いすぎてしまう癖を直したい。
一人暮らしを始めて10年弱、幾度となくスーパーのお惣菜に命をつないでもたってきた。自炊もするが4年に1回程度なので、大体はお惣菜かインスタントか外食か無食。それでもこんなに大きくなれたのだから、人間の生命力というのは捨てたものではない。
しかしながら、このお惣菜、あまりにもおいしそう問題が私を困らせている。売り場に行くとすべてのお惣菜が私を誘惑してくるのであれもこれも食べたいとおもってしまい、ついつい買いすぎてしまうのである。いざ帰宅して食卓に並べると、その多さにうげっとなる。スーパーではあんなに腹ペコだったのに。お惣菜はほとんど日持ちしないものばかりなので、翌日以降に持ち越すわけにもいかずその日に全部食べることになる。腹パンパン、ここジャパン。

暇さえあればホームセンターに行ってしまう癖を直したい。
ホームセンターは楽園なので、私のような下々の人間も受け入れてくれる。何かを買うつもりはなくても、うろうろしているだけで興味を惹かれる商品が山ほどある。それをふらふら見ているだけで楽しいし、もちろん勢いでたまに買ってしまう。ホームセンターに住みたいと思っている人って多いと思う、そんな誰にでもある故郷、それがHomeセンター。

うつ伏せで寝る癖を直したい。
いつからか、寝るときはうつ伏せがスタンダードになってしまい、常にビーチフラッグのスタート前みたいな状態で寝ている。しかしながら寝る姿勢は固定しているくせに、眠りが浅いのが難点。人生の3分の1は寝ているので寝具にはお金をかけるべきみたいな意見をよく目にするが私の人生の3分の1はビーチフラッグをしている。

よくよく考えてみたが、別に生きにくいわけではないな。これらの癖は、私らしさをつくるための大切なピースだ。「クセが強い!」なんてツッコミが浸透しているが、強めの癖こそ大切にしていきたい。自分らしさは、きっと癖の中にあるからだ。
私を彩る様々な癖が、私が私らしくありながら、きっとこの世界をもう一歩だけ踏み出していく勇気を与えてくれる、と勝手に思っている。
まったく、くせーセリフだぜ。

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