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読書レビュー「amazonのすごい会議」

こんにちは、ザラメです。
レビューを書く気持ちが薄れないうちに連投することとします。
厳密にいえば本書は2023年に読んだ本ですので2024年の読書量からは除外となりますが、備忘録として記載します。

目次

  1. 1.書籍情報

  2. 2.本書を読んだ理由

  3. 3.文章構成

  4. 4.所感

  5. まとめ

1.書籍情報

書籍名:amazonのすごい会議
筆者 :佐藤将之
読みやすさ:4(5段階評価)
本書はAmazonジャパンの立ち上げメンバーとして2000年に入社、
2016年までAmazonで活躍された佐藤さんの著書となります。

2.本書を読んだ理由

会社で新製品の制作について上司に報告する際に、webで検索すると
Amazonのプレスリリース形式で新サービスの説明を書くといった記事を
見たさいに原典を読んでみたいと感じたため

3.文章構成

本書は全7章となっています。章の分類は下記となってます。
0章:アマゾンが減らしたい会議、増やしたい会議
1章:アマゾン流 資料作成のルール
2章:アマゾン流 意思決定会議
3章:アマゾン流 アイディア出し会議
4章:アマゾン流 進捗管理会議
5章:アマゾンのOLP
6章:会議をスリム化するヒント
それぞれの章の中に、小項目が記載されております。
そのため時間がない方でも分割して読み進めることができる一冊となります。

4.所感

アマゾン流と銘打ってあるが、当たり前の内容が多かったように感じた。
(日本企業はその文章で読むと当たり前のことができてないのだなということも改めて実感させられた)
私が気になった項目を下記に記す。
0章
情報伝達会議は不要
→私が勤めている会社ではよくやっている印象がある
 不要とわかっていても上司とのコミュニケーションの場となっている。
 Amazonではそのようなことはせず1on1で濃いコミュニケーションを
 とっているとのことであった
1章
良い資料は「誰でも」「いつでも」「正しくわかる資料」
パワポや箇条書きの資料はNG
→きちんとした文章を作ることで上記3点を満たすことができるとのこと
 試しに私の会社でこの本を真似て文章形式で資料を作成したらかなり
 不評であった笑
 これはあくまでアマゾン流として留めておいた方がよさそうだが資料の
 枚数は1枚or6枚とのこと。トヨタでも紙1枚にまとめるといった話が
 あるように少ない枚数で言いたいことを要約することで伝わりやすい
 資料となるのかもしれないと感じた
 またAmazonに限った話ではないと思うが資料は結論から記載して、
 長々書かずにピリオドで区切ろうということは意識したいと思った。
 本章でシンキングバックワーズについても記載されているが、Amazonで
 何かを提案する際はゴールが先に設定されており、達成するためには
 何が必要であるかといった考え方が必要と記載があった。
 多くの自己啓発本に記載されている内容であるがそういうことを
 確実に全社として行うからこそこの規模の会社に成長していると感じた
2章
Amazonの会議はまずは沈黙から入る(最初は資料を確認する時間となる)
→これは非常にいいと思った。会議前に資料を展開しておいても
 他の参加者は読んでこないことが多数だと実感している。
 それならば会議の最初に確認する時間を設ければ後で書いてある内容に
 ついての質問などの無駄がなくなると感じた
 また、会議については活性化させるため「リフレイズ」「パーキングロット」「バルコニー」といった考え方があった。リフレイズは言い換える、パーキングロットは関係のない意見もとりあえず隅に記載、バルコニーは一段上から俯瞰してみてみるといったことだ。
どれもリーダー側のテクニックとなるが頭の片隅に入れておきたい。
Amazonでは結論に妥協しない案として「足して二で割る」ことをしないとのこと。よく妥協案として自分も提示していたため意見の折衝を恐れずに突き詰めていきたい。
最後に、Amazonでは会議で決定したことはすべてでコミットしに行く。
つまり文句があれば会議中に言うようだ、私の会社だけかもしれないが
いわゆる後出しジャンケンが横行しているためこれは非常にいいなと思った
3章
こちらはポストイットやホワイトボードを使用してブレストするといった内容であった。ネットとかで調べても出てくる内容だと思ったが実際に私がやるのとAmazon社員がやるのでは別物になるのでは?と想像できる。
また、そのような会議をする際は社外(オフサイト)で実施するのも一つの手であるとのこと。日本企業ではなかなかない考え方だと感じた。
余談だがAmazon本社ではエレベータの中にもホワイトボードがあるようだ、書いて議論する文化が根強いようだ
4章
KPIやKGIの考え方について記載されている。
また日本企業はPDPDであるがAmazonはPDCAを最長1週間で回すことによって高速で改善を進めていっていると言うのが印象に残った
5章
この章はAmazonのリーダーの考え方が記載されている
これは会社の理念や考え方であり、Amazonは小売業からスタートしている関係上お客様目線での行動について記載が多いイメージがあった
6章
ここは割愛
会議をスリムにする方法が書いてあるが参加者を絞るなど一般的に
考えられる範疇かなといったイメージであった。

まとめ

いかがだったでしょうか?
本書はどちらかといえばリーダー目線でのことが多く書いてあり
今の私の立場とは違いましたが考え方は参考になりました。
日本企業と海外企業で考え方の違いはあれど、日本企業のいいところは残して、悪いところは海外企業を参考に改善が必要だと認識しました。
やはり成長している会社にはそれだけの理由があり、その一端を感じることができることも本書を読む一つの価値になるかと思います。
最後に、私自身自己満足で会議を開いて結局何も決まらないことが多数あるため目的をはっきりして何をいつ誰がの3Wを決める会議を心がけようと思いました。

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