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「間抜けなこと」に頭を悩ますな

『にんじんのたね』と言う絵本を読まれたことがあるだろうか?この本にイノベーションのヒントが語られている。
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● 男の子がニンジンの種をまきました。
● お母さんは「きっと芽は出ないわよ」と言いました。
● お父さんも「きっと芽は出ないな」と言いました。
● お兄ちゃんも「出るもんか」
● 男の子は毎日周りの草を抜き、種に水をやりました。
● でも、芽は出ませんでした。
● あいかわらず出ません。
● みんな、芽は出ないよと言いました。
● それでも男の子は毎日周りの草を抜き、種に水をやり続けました。
● そしてある日、ニンジンができました。
● 男の子は初めから分かっていたのです。
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種をまく、雑草を抜く、水をやる、そして信じる。
革命家の人生は、「でも」をやつけることで成り立っている。「実に面白い商品だ。でも・・・」、「他に良い方法が必要なのは分かっている。でも・・・」、「君を助けてあげたい。でも・・・」。こうした「でも」思考をやっつけなければならない。

<専門家ではなく、顧客に集中する>
 顧客にとって正しいことをしていれば、最終的には専門家も、報道機関やアナリストや批判者も、認めざるを得ない。一方、専門家を喜ばせることをしていれば、顧客のためになることもあるかもしれないが、リスクは高い。

<肩書きや外見に騙されない>
 本物の専門性を見極め、知識と関連した外見には惑わされない。立派な肩書きを持っている、高価な服を着ているからと言って、話を聞くに値する人物と決まった訳ではない。逆に、Tシャツ、ジーンズでも話を聞くべき人はいる。

<権威を疑う>
 「この人は本物の専門家だろうか?」と自問し、次に「この専門家の言葉をどこまで信用することができるかでろうか」と問う。

<話を聞いてかき混ぜる>
 人々の反論を引き出して、必要に応じて対処すべきである。イノベーションは1回限りの出来事ではなく、プロセスである。
 人は飛べない?なぜ?⇒ エンジンのパワーが足りない。翼が重量を支えきれない。飛行機を空中で安定させることができない。それならば、エンジンを改善し、翼を改善し、コントロールを改善して飛ぶまでだ。「人は飛べない」と言う間抜けな思い込みで立ち止まってはならない。

<闘いに負けたと考えない>
 翌日も闘えるなら、まだ負けたことにはならない。別の会社、別の商品で闘いは続く。本当に負けるのは、自分が降参した時だ。しかし逆に、闘いに勝ったと思ってもいけない。
 勝ったと思った瞬間、自分が現状を打破した時と同じように、ガレージにいる二人が次なる革命を起こす計画を練っている。

<自分でやって道を切り開く>
 人が何と言おうと、自分自身がやってみなければ、結果は分からない。革命を起こす力がある人は、世界をより良い場所にするのが使命と心得なければならない。

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