雷って、夏の風物詩だと思ってたんですけど
雷が怖い。
これを書き始めているのは2024年3月20日(水)春分の日、13:00。
筆が進めば、当日中に公開すると思う。
この日は以前から「大気の状態が不安定」と予報されていて、Yahoo!天気によれば、14時台に落雷のリスクがあるという。
私はこの日のおよそ1週間前から週間天気予報に雷マークを見つけ、
まずは天気予報が変わることを祈り、
直近になっても雷マークが消えなかったので「春分の日は外出しなければならない」と行動計画を立て、
おおむね予定通り12時台の私営バスに乗って繁華街へ移動し、
スターバックスに入ってPCを起動した。
たかが雷で異常だと思うだろう。私自身も思う。
でも「雷が鳴る可能性がある」と聞いた時点で、私はこうして回避行動のようなものをとってしまう。
また「雷を避けたいなら出かけない方が安全では?」とも思われそうだ。私もそう思う。
しかし、私の雷への恐怖心には一定の法則があり、
昼より夜の方が怖い
建物より車の中にいる時の方が怖い
複数人よりひとりでいる時の方が怖い
仮にひとりで行動しているとして、人口の多い市街地だと恐怖が和らぐ
夜間に雷が発生し、どうしても自宅で、ひとりでやりすごさなければいけない場合、照明をできるだけ明るくし、布団を被り、耳元で音楽やラジオを大きめにかける
という感じで、「安全確保」の観点ではズレている部分もある。
よって、約束もないのにわざわざ外出して、スタバにこもっているというわけだ。
間違いなく面倒くさい。できることなら克服したい。
しかし、雷に恐怖を抱く症例を調べても、あまりしっかりとした研究はなさそうで、「まあ、何らかのトラウマでは?」とざっくり語られて終わり、というケースも多い。
トラウマがあるかというと、おそらく明確なものはない。
どちらかと言えば、私はもともと大きな音が苦手で、それが起因しているのでは、と思っている。
花火であったり、運動会のピストル音だったり、風船の割れる音であったり、爆音のライブ会場などはできるだけ避けてきた。
この性質を人に話すと「耳が痛くなるから?」と聞かれることもある。
確かに痛くなるっちゃなるし、それはそうかもとは思うのだが、忌避する理由とは少しズレていて、
「とにかくデカい音が怖い」のだ。大きな音を聞くと、意思とは無関係に恐怖心が全身を満たし、なんとしても避けなきゃ、としか考えられなくなる。
そういう意味で運動会は地獄で、
まずはプログラムの隅々まで目を通し、ピストル音が頻発する短距離走の時刻を把握し、逆にピストル音を伴わない演舞とかの時間は「休憩時間」として、1日どのタイミングで気を張る必要があるのかを検討しないといけなかった。
↓の記事を見た時など、「同じような人いたんだ…」と、衝撃を覚えたものだ(私は自分が発達障がいだとは思っていないけど)。
雷のことに話を戻す。
運動会と違って、雷は事前に鳴るタイミングを把握できないし(天気予報でざくっとした時間帯しかわからない)、
稲光〜音までの数秒のタイムラグが恐怖心を掻き立てるので、さらにたちが悪い、と感じる。
解決策、あるんだろうか。
私は冬よりも夏の方が好きなのに、ゲリラ雷雨の頻度を思うと、そうも言ってられなくなってくる。
「夕立」という、荒々しくも繊細で美しい、発生する時間帯がだいたい決まっていた天候はもう絶滅してしまったのだろうか。あれくらいだったら、風流だねえ、とか言って我慢もできたのだけど。
なんかVR治療の事例とか出てきた。この症例患者、私と行動がほぼ同じである。
「回避行動が雷恐怖を増大させていた」などと恐ろしいことも書かれている。スタバにこもるというその場しのぎではなく、根治を目指した方がいいのかもしれない。
書き始めてから1時間が経ち、今は14:00。
予報ではこの時間が雷のピークらしいが、外から音は響いてこない。時間帯が夜にズレたら最悪だな…寝られなくなってしまう…
こう考えることが恐怖を増幅させるのであれば、なるべく気にしないのがベストなのだろう。無理だけど。
※MVは、『TWICE、「TT」公開!』(くらっぴょへんず!/ライブドアブログ)から引用しました。雷におののくサナちゃんかわいい
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