瞬間的殺意と、追記。

もうすぐパートナーが帰ってくる。
それまでの数分のあいだに、ここに吐き出します。


あたしは、
仕事を
していると、
LINEで言ったよね?
クライアントと対応中だと。
なのになんで
「買い物何をするの」
「◯◯いる?」
「はい、返答なし、時間切れー」

殺気が湧き上がる。
こういうところは毎回だ。
私は仕事中だ。
食い物なら勝手に買え!
LINEでやり取り中で、忙しいんだよ!

ここで吐き出したから。

笑顔で迎えよう。

でも

殺意はマグマのなかに押し込む。
ココロの火山は噴火しそうだ。



そして追記です。

帰宅して、大層おつかれのご様子でして。
笑顔で
「おかえり~」
と出迎えたあと、
パートナーは、鍋いっぱいつくった味噌汁の持ち手に身体を引っ掛けて、

盛大に、全部ひっくり返してくれました。

「夕食つくっておいてね」

と言ったくせに、

「今、食べないから。後で食べるよ」


私は女優だ女優だ女優だ女優だ女優だ女優だ女優だ!!
笑え笑え笑え笑え笑え笑え
ほら、にっこり。
「大丈夫よ」

いま、
私とパートナーの間には、空気のような緊張感が張り詰めています。
私は寝転がっているパートナーの顔を見ないし。
ああでも女優だ女優!笑え。上機嫌になれ!

きっと、自分と私のLINEのやり取りをしたかったのに
「クライアントとLINEでやり取り中」
と返信したのが気に食わなかったのだろう。

飯より仕事だよ。
行きたくないよ仕事を辞めたのだから、フリーランス突入してるんだよ。
わかってる?わかってないよね。
いつもどおりだと思っているよね。
私はいつもどおりなんかじゃないから。

ああ

はらわたが煮えくり返るってこういう事を言うのか。
いつも新鮮な感情を私に与えてくれてありがとう。

あとで、冷めきった晩ごはんをたべましょうね。
冷めた食事は
愛情の温度と同じよ。
できたての熱々が美味しいのに
温めなおしなんかしたって
水っぽくなって美味しくないから。
愛と食事は

似ている。

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