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目標達成のテクニック-計画倒れで終わるのは、あなたの意志力が弱いからではない

人はなぜ、目標を達成できないのでしょうか?

新年に立てた目標『今年こそは痩せよう』。そして半年後に振り返って、「もう六月だけど、結局なにもやっていない・・」ダイエットに限らず、そんな人は多いのではないでしょうか?

今回は、目標達成のためのベストセラー本『やり抜く人の9つの習慣』(ハイディ・グラント・ハルバーソン著)を参考に、3点ポイントを絞ってご紹介したいと思います。

目標に具体性を与える

目標は可能な限り具体的でイメージしやすいものであるべきです。

冒頭のダイエットの例の場合、やせたいと思うのであれば、目標は「やせる」ではなく「5キロやせる」です。定量的な目標でないと、取るべき行動もはっきりせず、なんとなく怠けてしまい、気づいたら忘れ去られてしまうことが多いです。誰にも気が向かないとき、サボりたくなるときがあります。そんなときに、目標に具体性がないと、簡単に楽なほうに流されてしまいます。水は低きに流れ、人は易きに流れるからです。

さらには、「いつまでに」という期限も大切です。6月までに5キロ痩せるためには、このくらい食事を気をつけて、このくらい運動をして・・・と次のアクションに繋げやすくなります。


if-thenプランニングで目標を行動に落とし込む

「if-then」とは、「もしこうなったら、こうする」という意味です。事前に「いつ」「なにを」やるかを、はっきり決めておくことで実行できる確立が2倍から3倍に膨れ上がります。

(if)もし、午後6時になったら、

(then)会社のジムで汗を流す

など、自然に取り組めてかつ優先的に行えるよう、○○になったら必ず××をするというルールを作るのです。

さらには、いますでに習慣化しているものと組み合わせるのが効果的です。

例えば、「お風呂から上がったら」「ストレッチをする」など、すでにできているものをトリガーにすると習慣化しやすいです。


意思の力に頼らない

多くの人は、自分の意志力を過大評価してしまいがちです。誘惑に囲まれた環境にいる限り、意志の力は疲弊し続けます。

誘惑と出会いやすい時間や場所を把握し、そうした状況を避けましょう。

一度禁煙に成功した元喫煙者たちを追跡調査した結果、禁煙後「0将来も継続して禁煙を継続できる自信がある!」という人達よりも、「今後なるべく、たばこの誘惑のある状況を避ける」と答えた(より自信のなかった)グループのほうが継続して禁煙を続けられることが多いという研究結果があります。自信や意志力よりも環境を整えることが重要だとわかります。

そして、何かをやめるときには段階的にやるよりも、一度にすっぱりとやめるほうがいいです。

「ポテトチップスが大好物」という人が「1日に食べる量を少しずつ減らす」よりも、「これからもうポテトチップスを食べない」とするほうがいいのです。その一口で終わるはずないですよね。


まとめ

・目標は具体的・定量的な目標に落とし込む

・if-thenプランニングで「いつ」「何を」するのか決め、実際に行動する

・意思よりも環境を整える

いかがだったでしょうか?本書ではこの他にも全部で9つの目標達成に役立つ習慣が紹介されています。

新年に立てた抱負の進捗状況はどうですか?きちんとゴールに向かえているでしょうか?そもそもゴールがどこかはっきりしているでしょうか?

ご参考になれば幸いです。


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