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バージョン管理ツールのお話

三月も半ばになったので新人さん向けのお話をひとつ。ゲームの開発現場ではバージョン管理ツールを使用しています。gitやSVNなど会社やプロジェクトによって使うものは違いますが、まずはバージョン管理ツールとはなんぞや?というのをさらっと。(この辺は入社したら教えてくれると思いますが、存在を知ってても損はないかなと)

・バージョン管理ツールとは?

開発にはさまざまなデータ(プログラムや絵、音など)が存在しています。このプロジェクトデータを、いつ、誰が、なんの更新を行ったか、を記録にしてくれるのがバージョン管理ツールです。プロジェクトデータはサーバーで管理、保存され、個人のPC上にデータ(ローカル)を引っ張ってきて更新し、サーバー上のプロジェクトデータに変更を反映していきます。
詳しく知りたい人は検索してください(そっちの方がもっと詳しく知ることができますので!)

・イメージ図
※以下の画像が見づらい場合は、右クリック>画像だけを表示>拡大、で確認できます

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サーバーとかローカルとか言われてもさっぱりだと思うのでイメージとしては、スマホのデータ(写真なり)をクラウド上に保管しつつ(これがサーバー)、自分のスマホにも同じデータを保存している(これがローカル)というイメージです。
スマホに入っている写真データを加工し、クラウドにアップ(更新)し、ほかのユーザーにも共有する。これがイメージ図に書いてある流れです。

わからなければ別のものに置き換えたりすると途端に理解できることもあります。サブスクリプション→月額課金や、ポーション→キズぐすり→やくそう→アップルグミ→グリーンハーブなど(回復量違うけど効果は同じ)。

・バージョン管理ツールを使うことのメリット

サーバー上でプロジェクトデータが管理されているため、それをPCに落としてくることによって開発メンバー全員が同一データ、同一環境で作業することができます。

・バージョン管理ツールを使う上での大事なこと

開発メンバー全員と同じデータを共有しているということは、もし動かないデータをアップしてしまった場合、全員の作業がストップする可能性があるということです。
これがもし金曜日の夜にアップされたデータだったら?休日出勤する人がいたら?アップした後に病気や事故にあって出社できなくなったら?急遽、不幸があったら?
これの解決策は『自分の目で動くことをしっかり確認する』です。
なぜかわからないけれど、たまーに確認せずアップする人がいるんですよ…。ほんと…。

自分は自分が作ったデータが信用ならないので物によっては複数回チェックしています…。
自分の作ったデータに責任を持つ。開発メンバーから信頼を得る上で大事なことです。
動かないデータをアップする、コンバート通らないデータをアップする、なんてことを繰り返していたら、いずれは大事なデータに触らせて貰えなくなるでしょう。

応援されると生きる気力がわいてきます! もう少しがんばります!!