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ベルリンでクロアチア映画を見て、クロアチア料理を食べてきた。(※写真は記事と全く関係ないクロアチアイケメン・ラキティッチ)

今週、ベルリンでは「Travel Film Festival」というイベントが行われていた。イベントといってもベルリン映画祭みたいな大々的なものではなく、Neukollnの小さい映画館El Kinoでやってるイベントだ。

ただなかなか内容が興味深くて、6日間に渡ってそれぞれ1日づつ、アルメニア、UAE、クロアチア、イタリア、セルビア、ジョージアの映画+各国料理食べ放題付きで、各15€っていうまさかの内容。

この国のチョイスたちがなんとも興味深い。セルビアもクロアチアこの前行ったし。ということでクロアチアデーに行ってきた。

映画は「the eighth commissioner」というちょっと皮肉なコメディ映画。
トレイラーはこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=fdUSK01ld08

あらすじは、時期首相として有望視されていた若手政治家が、ふとしたドラッグと女性スキャンダルにより、クロアチアの電波もネットもない離島に知事として飛ばされる、そこでの奮闘を描いたコメディ。

全体的にシニカルなギャグが散りばめられていて、クロアチア人や歴史背景をもっと知っていたらもっと笑えただろう映画。それでも全体的に素朴でほんわかとした映画だった。島の映像も美しい。

主人公のシニーサは、それまでのザグレブの都会の生活を離れ、言葉も通じない老人だらけの離島に選挙を導入するというミッションのため、知事として派遣される。最初は戸惑いや怒りがあったが、通訳として彼を助ける憎めないトニーノ、アボリジニの末裔や身を潜めてるボスニア人のポルノ監督、彼が助け出したウクライナ人の少女など、徐々に島の愉快な?住人達と心を通わせ島に愛着が湧いてくる。そして彼は今まで誰もなし得なかったミッションをなし得るのだが、、、。

個人的には、私自身協力隊時代にフィリピンの離島(ネットも微弱で動画は見れない、雨が降れば停電する)ような環境で2年間暮らしていた為、主人公のカルチャーショックぶりは良く共感できた。そこからの異文化への適応、仲間を増やしていく過程は、見ていて懐かしさも覚えた。

クロアチアには9月に行ってきたが、本当に美しい所で、本作にもその美しくてのどかな風景が惜しみなく映し出されている。(写真は9月に旅行に行ったドゥブロブニクのもので、映画の舞台はもっとこじんまりしたところなのであしからず)

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その後、映画の終わりにクロアチア料理を堪能。

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トマトや肉がふんだんに使われていて、とても美味しかった。というか肉祭り。豚・鳥・牛全部あった気がする、、、
(クロアチア旅行では魚介に目が眩んで、肉をあまり食べてなかったので、初めて食べたかも)

食べながら、映画を見てたクロアチア人の兄ちゃんに「映画どうだった??」と話しかけられ、その後このイベントのオーガナイザーのハーフドイツとイタリアのハーフの女性も交えてみんなで話していた。その時にクロアチアの地図の話になって、クロアチア兄ちゃんとイタリア女性が
「ここは昔イタリアに征服されてたもんね」
「いやいや、部分的によ」
「違うよ全部さ、なぜならクロアチアのビーチが美しすぎたからさ、hahaha!」

みたいなちょっと言いにくい部分もスモールトーク?でさらっと言えちゃうところが、領土の取り取られを繰り返してきた、ヨーロッパならではやなーと感じた。

実際クロアチアとイタリアの関係性はどうなんだろう?さらっとネットで調べたらクロアチアがイタリアになんとなーく対抗意識を燃やしてるらしい、っていうのはあったけど。
私はどっちも好きだよ!hahaha!

このイベント、なかなか良かった!明日もジョージアデー、行きたいなー。。

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