京都のホテル宿泊記録(⑯リーガロイヤルホテル京都)
少し期間が空いてしまいましたが、今回は昨年の12月に宿泊したリーガロイヤルホテル京都の宿泊記録です。
リーガロイヤルホテルは関西では1・2を争うホテルチェーンであり、このリーガロイヤルホテル京都は1969年にオープンした老舗で、大切な会食や顔合わせ・結婚式等のハレの日に、と地元の方に愛されてきました。
普段は最近開業したホテルや変わったテイストのホテルに泊まることが多いのですが、たまにはこういうところにも泊まってみようと思い立って、今回訪れてみました。
京都駅から西に徒歩10分程度と大きなキャリーケースを持っている観光客にはやや遠い立地なのですが、京都駅八条口から無料のシャトルバスが出ています。さらに大規模な駐車場があり、車での来館も多いようで駅から距離はあるもののアクセスは良好なようです。
築50年超の年季の入った外観は、ともすれば古臭い感じも覚えますが、ドッシリとした雰囲気には貫禄を感じます。夜景はこんな感じ。
出張後の飲み会終わりでのチェックインでしたので、あたりは暗くなっていましたが、ホテルエントランスはこんな感じ車寄せのスペースがしっかりと確保されており、シティホテルらしい佇まいです。
ホテルの中を見ていきましょう。2016年に大規模なリニューアルが行われたため、ロビー等の内装ははきれいです。
このホテル内にはレストランやバーなど8つの飲食店舗が入っていますが、中でもひと際特徴的なのが最上階のフレンチダイニング「トップオブキョウト」です。先ほど外観写真で見た、建物の上に乗っかる展望台のような部分に入るレストランです。
既にチェックインした時にはラストオーダーが終わった時間でしたが、少し中を見せていただきました。
なんとこのレストランは座席のあるフロアが建物ごと360℃回転し、京都の夜景をあらゆる方向から楽しめるため五山の送り火の際にはすぐに予約が埋まり、さらに京都のオシャレカップルのプロポーズの場所として定番になっているようです。
チェックインを済ませて客室へ向かいます。
宿泊したのはワイドキングダブル(22㎡)
扉を開けて左手の水回りは3点ユニットです。今どきは高級ホテルでなくても洗面やトイレは別になっていることが多いですが、このあたりは築年数の古さ故、仕方ないところでしょうか。
居室側はこんな感じ。ベッドはW1100のシングルベッドを繋げた幅広の形ですが、その他、カウンターやテーブル等はオーソドックスな印象です。
右手に見える戸棚を空けると冷蔵庫には有料のドリンクが入っており、戸棚にはチップスターがあるなど、ミニバーの仕様になっています。せっかくなら、ホテルオリジナルの商品などあればよいと思うのですが、アサヒビールやチップスター等どこでも買えるような商品が主でやや残念でした。
その他少しこだわりを感じられたポイントをいくつか紹介。
朝食会場は1階の「オールデイダイニング カザ」でした。一人客からグループまで結構な方がホテルに泊まっているのがよくわかりました。それなりに混雑していたこともあり、レストラン内の写真が撮れませんでした…
この日は朝食の後、少しホテルで仕事をしてから9時半頃にチェックアウトし打合せに向かいました。
全体として懐かしい雰囲気を感じるホテル然としたホテルという印象が強かったです。老舗ではあるのでリピーターは多いのだと思いますが、特徴的なところも少なく設備も古めでしたので、新規客の獲得には苦労してそうだと感じました。
実際このホテルは、2015年に建物を「フォートレス・インベストメント・グループ」に売却し、ロイヤルホテルは運営に特化した形となっており、不動産的な目線では経営に苦しんでいたものと思われます。
同様に「大阪の迎賓館」と呼ばれたリーガロイヤルホテル大阪も、建物の老朽化が進み、周囲ではドンドンと高級ホテルの出店が進む中で、つい先日、土地と建物を「ベントール・グリーンオーク・グループ(BGO)」に売却することがニュースとなりました。これから、ロイヤルホテルはアセットを持たず運営に特化するという経営方針へと舵を切っていくことになります。
直近でも「ネストホテル京都四条烏丸」を「リーガプレイス京都四条烏丸」としてリブランドオープンさせ新規出店予定ですが、今後どのようにリーガブランドが巻き返しを図っていくのか推移が気になるところです。
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