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東京のホテル宿泊記録(15: ミレニアム三井ガーデンホテル東京)

ホテル生活16日目。ついに折り返しました。一昨日に2週間ぶりに家に帰って、昨日から銀座へ来ています。

「しんどくならない程度にできるだけたくさんのホテルに泊まる」ということをモットーに転々と移動していますが、やはりケチな質なので、後半は東京のホテルを制覇するため1泊で移動というのが多くなりそうです。

さて銀座エリアには三井ガーデンホテルが3つ、上位ブランドのセレスティンも入れると4つも三井不動産系列のホテルがあります。これは数年前の東京のホテル市場は建てれば儲かるという状態だったので、物件取得力のある大手デベロッパーが東京五輪を目掛けて大量にホテルを作ったその結果と言えます。今となっては完全に供給過多の感が否めませんが、、、

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特に昨日泊まった「ミレニアム三井ガーデンホテル東京」と本日からしばらくお世話になる「三井ガーデンホテル銀座五丁目」は目と鼻の先。広角レンズで同じ写真に納めることができてしまいます。

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今回紹介するのは昨日泊まった「ミレニアム三井ガーデンホテル東京」ですが、このホテルだけ「三井ガーデンホテル」の前になぜか「ミレニアム」という名前を冠しています。この「ミレニアム」はシンガポールのホンリョングループという不動産会社のホテルブランドで、このホテルは土地・建物をホンリョンGが所有し、三井不動産Gが賃借しているためダブルブランドとなっている、ということのようです。

2014年度末開業ということで、ホテル開業ラッシュの少し前であること、ダブルブランドでやっていることからか、最近開業した三井ガーデンホテルのスタンダートの仕様とは違う点がいくつかあったので、その辺を含めてみていきます。

まず建物の外観。上のプレスリリースにもありますが、銀座の「歴史」「現在」「未来」を織り込んだイメージで、石川雅英氏が銀座に伝わる江戸の「粋」(エスプリ)を、現代の形で表現したものだそうです。

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エントランスはシンプルです。植栽がうまく道路側との干渉帯になっています。

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エントランスの左側にホテルで唯一の料飲施設となる里山料理レストランが入っています。ここは使わなかったので店内の写真がないですが、吹き抜けから覗き込むとこんな感じ。昼間はアフタヌーンティーを愉しむセレブな雰囲気の人が多くみられました。

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1階はエントランスロビーのみ。天井が高く気積が大きいので、かなりハイクラスのホテルの印象を受けます。カウンター裏の筆の筆跡のようなアートパネルが洗練された東京のイメージを表しています。写真は15時過ぎの様子ですが、かなりチェックインで混み合っています。週末の銀座ということもあってか、リッチな雰囲気のお客さんが多かったように思いました。

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なお、大浴場やラウンジ、ランドリーなど付帯施設は全くないのですが、このホテルは+2,000円のアッパークラスの扱いでした。おそらく先に書いた運営が通常の三井ガーデンホテルと少し違うなどの都合があるのだと思いますが、ホテルにいろんな機能を求める人からすると、少し物足りない感じではあります。

エレベーターで8階に上がり、客室へ向かいます。廊下は、床に模様を投影する照明などアートな工夫がなされていました。意図はよくわかりませんけど、、、

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泊まった部屋はモデレートクイーン(20.0平米)これまで泊まった部屋と比べて同じようなサイズ感ですが、洗面台が独立して居室内にあったり、テレビボードでテレビが隠されており、その手前に長いカウンターテーブルが設けられていたり、今までの三井ガーデンホテルとは少し様子が違います。

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花の模様があしらわれたカーペットや水墨画のようなテレビボードやベッドボードなど、アートに力を入れているような印象を受けます。また、

洗面台の丸い鏡と照明がとても印象的で、これがこの部屋の雰囲気を圧倒的に決定づけています。洗面台の両脇にガラスパネルが付いているため、照明が映り込み不思議な写真が撮れました。また奥にミニバーのようにグラスが並ぶ棚が設置されています。

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トイレとお風呂も別々でいわゆる3点セパレート。しかもお風呂は洗い場付きで、曇りガラスの在来構法。これを20.0平米でやっているのは当時はかなり攻めた設計だったのでは、とは推察されます。やや寝室側が狭くなっていますが、天井高さがH2900mmということもあって、見た目以上に広く感じます。

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その他細かい点ですが、洗面台が聞いたことのない海外のメーカー品だったり、パックのコーヒーの銘柄が違ったり、といくつか工夫が見られました。

図面はこんな感じです。

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今週は出社が多くなり、ホテル滞在時間が少なくなりそうです。後半戦もうまく時間を見つけて宿泊記録をあげられたら、と思います。ではまた。

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