meeting of the wedding ring
まだ熱のこもる風にも、時折ほがらかな軽さをまとうようになってきました。夏の余韻と秋の気配。静かな行間を眺めるように移りゆく季節をしみじみと味わいながら、ご結婚指環の打ち合わせにお越しいただいた新郎新婦。山登りが趣味のおふたりは、山の爽やかな澄んだ空気をまとうように、曇りのない晴れやかな表情です。
「手がビックリして」と指のサイズを測っていると、だんだんはれぼったいような感じになり、ベストなサイズを探るのも難しいところ。選ばれる指環の幅によっても印象が異なるので、時間をおいたり、いろいろと吟味しながら決めていきます。日常生活のなかで手を使うシーンを想像したりと、これから始まる指環とともに過ごす時間へと想いも膨らんで。
ご結婚に向かって、自分たちだけでは決められないことも多くて、と話すおふたり。そんな中で、結婚指環は自分たちの好きなものにできる、と楽しみにしていたのだそう。これからもたくさんの山を超えて、広がる美しい景色を眺めて立つおふたりの姿を想像しながら、想いと決意の詰まった指環づくりを進めていきたいと思います。
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