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至難をみんなで乗り越える日もきっと間近

私は、とある病院に勤める看護師です。

現状と、自粛に伴い起こりうる問題について書いてみました。


応援メッセージ、届いてます!

コロナによる自粛が叫ばれるようになってから、私が働く病院へ応援の差し入れが届くようになりました。

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また、多くの場所でも「医療者を応援しよう!」というイベントや、医療具を手づくり・寄付しよう!といった取り組みも目にするようになりました。

みなさん、本当にありがとうございます。


嬉しいね〜

ありがたいね〜


そう話しながら、美味しくいただいて、感謝して、至れり尽くせりの私たちです。



病院の現状

最近、「破水した妊婦の病院受け入れ拒否問題」が報道されましたね。無事にお産できたようで安心しました。


このような事態が起こったと知ったとき、私は「あ〜、ついに。」と思ってしまったんです。

妊婦だけではなく、その他の方であっても同じような事態に合ってしまう可能性は確実に高まっています。



その理由として、

救急外来では、自覚なしのコロナ患者が来ることがあり、そのあとの対応(消毒など)に人と時間を要しているため、一時的に救急を受け入れないことがあります。

また、コロナ病棟を作るべく病棟が1つ(40床)なくなったため、一般時患者の受け入れが難しくなっています。集中治療室もギリギリのところで動いており、普段であればまだ集中治療室で診ているような患者も一般病棟に移さなくてはいけなくなる、一歩手前です。


他にも、医療物品の数も底を尽きつつあり、マスクは2〜3日に1枚の使用、エプロンは布製に代わり、1日1患者2枚全職員共用です。フェイスシールドもないため、プラのメガネを拭いてみんなで使い回しです。もちろんそれで便の処理だったり痰の吸引も行うので、絶対に安全で綺麗か、と問われれば、即答でNOですよね。


スタッフの安全(患者の安全)を確保しながらコロナ対応をするので普段よりも何倍も時間を要する上に、院内全体の患者の重症度は増している、そんな状況です。



私が勤める病院は、すべての患者やスタッフを守るべく下記の事項が取り決められました。

・入院患者への面会禁止(産科でも立ち会い出産不可です。退院するまでは赤ちゃんにも会えません。)
・2週間以内に県外渡航歴のある方の入院・外来制限
・県外への渡航自粛要請
・必要以外の手術の削減
・通常の救急外来の受け入れ制限

ざっと書くだけでもこんなにです。


初産で心配なのに・・・

と不安を吐露される方もいて、「ごめんなさいね〜」と心苦しい毎日です。



また、病院に来られる方のなかにはマスクを着用してこない患者や家族もおられるため、病院の玄関をひとつとし、そこで検温とマスクの着用を義務付けるようにもなりました。


外来に来てた〇〇さん、コロナだったらしい。あの日診察した先生、大丈夫かしら。


このような会話はもう、珍しくなくなりましたね。




自粛生活が始まってから、明らかに1日あたりコロナ感染確認者の数は減って来ています。

また、アメリカの研究では、コロナに対する抗体を持った方が全体の2割にも及ぶ地区があるようで、ありがたいニュースです。




頑張っているのは医療者だけではない。

もう少しの辛抱で済むように、今、一緒に闘っていきましょう。




コロナ以外のリスクからも逃れるために 

①生活習慣を見つめ直そう

自粛生活が始まってから1〜2ヶ月が経とうとしていますが、テレワークや自宅待機など、お家時間が増えてから、食事や運動が疎かになってはいませんか?


日本は生活習慣病大国で、死因の6割(医療費の3割)が生活習慣病によるもであるとわかっています。


コロナも怖いですが、家で動かず、長時間同じ姿勢でいることも大変危険です。

・塩分や脂質・糖質、アルコールを摂取しすぎないこと。
・適度な運動を取り入れること。
 例:散歩、ラジオ体操、ストレッチ、簡単な筋トレ

まずは簡単なことから始めてみるといいかと思います。

少し意識するだけで、血栓・塞栓の形成予防、生活習慣病の予防に繋がりますよ。



また、軽く汗ばむ程度の運動を1日30分行うだけで、ストレス解消の効果があるとも言われていますよ!



②おじーおばーの健康のために

自粛生活により、運動量が低下すると筋肉が衰え、転んでしまう可能性が高くなります。若い人と比べて年配の方では、骨折が命取りになってしまったり、生活自立度の低下を招きかねません。

さらに、人との会話の時間が減った場合には認知症の進行も考えられます。


お父さんお母さん、あるいはお爺ちゃんお婆ちゃんが独居で生活をされている状況の方は、出来るだけ電話をかけて、お話ししてもらえると、良い刺激になるかと思います。

図々しくてすみません💦




すべての方が健康で、このコロナ危機を乗り越えられますよう、願っています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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