ヒゲと笑顔が似合う映画の感想「パバロッティ 太陽のテノール」

【ジャンル】
ドキュメント(オペラ)

【オススメ度】
・総合 ★★★
・高揚感 ★★★
・非日常感 ★★★
・話のテンポ ★★★
・スッキリ感 ★★★
・人物の特異性 ★★★

【あらすじ】
かつて、3大テノールと称された「ルチアーノ・パバロッティ」の半生を描いたドキュメント。元妻と3人の娘、愛人、2人目の妻など周囲の証言と本人のインタビュー、過去の舞台映像による。

【感想】
オペラと聞くと、裏声バリバリでどれも同じ歌い方で飽きるなー、とずっと思ってきた。実際、昨年開かれたオペラの入門編的なコンサートを聴いて、しみじみと思った。

とある書物によると、民族によって耳ごごちの良い歌い方が違うらしい。なので日本でオペラがパッとしないのは仕方がないのだ。

では、何故この映画を見たか?
①  自分が歌の練習でオペラっぽい声を出す訓練を始めたら、オペラが聴きたくなったから。
②  パバロッティという名前は以前から知っていて、いいタイミングでCSで放送があったから。

結論
「パバロッティ、スゲー!」です。
なんか分からんけど、この人の歌は特別だと感じた。大体オペラは声の大きさで圧倒されるが、響きと美しさが他と違う。たぶん♪

人物像は笑顔の似合う髭オジサン。「U2」のボノをひつこく口説き落として、曲を作らせ最終的に友達になった。晩年、声の衰えが見え始め大衆の評価が下がった事に対し、ボノは「歌を分かってねえな!」と一喝していた。二人のことは、ほとんど知らないが、才能があって影響力のある人同士は、共鳴する所があるんだろうと想像する。

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