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20040901 トイレットペーパーの幅

 巻紙状の落とし紙$${^{*1}}$$、所謂トイレットペーパーの幅は何故あの幅なのか。

 日本工業規格でその大きさが決まっている$${^{*2}}$$から、と言えばそれでおしまいだが、何故その大きさに決まったのか。

 いろいろ調べてみると現在の巻いたトイレットペーパーが日本で生産され出したのは大正時代から$${^{*3}}$$だそうだ。この時から今の大きさぐらいだったのだろうか。JISでは1962年にこの大きさが定められた$${^{*4}}$$。

 トイレットペーパーは欧米の発明だろうから、欧米のそれがその大きさの基になっているはずである。アメリカでは4.5インチ(114mm)が標準的な寸法$${^{*5}}$$だったようだ。現在は用紙寸法$${^{*6}}$$のA6を基準にしている場合も多い$${^{*7}}$$らしい。

 4.5インチというのは大体手の平の大きさだろうか。そもそも肛門の大きさ$${^{*8}}$$は手のひらよりはるかに小さい。便が液状の場合は拭き取る範囲が広くなるので紙が手のひらぐらいないと心許ないが、健康な便であればそれほど幅は必要ない。現状の半分の幅でも問題ないような気がしてきた。

 試しに縦に半分に折って拭いてみた。拭けないことはない。十分拭ける。幅が半分になればトイレットペーパー代が半分になる。

 幅が半分のトイレットペーパーはなかなか市場には出回らないだろうから、トイレットペーパーを丸ごと半分に切る切断機あるといいかもしれない。

*1 20040713 哀川翔
*2 トイレットペーパー
*3 富士市立博物館 調査研究ノート 地域素材の学習材化の周辺(4)トイレットパーパー
*4 規格番号 JISP4501 規格名称 トイレットペーパー
*5 The Virtual Toilet Paper Museum Exhibit Hall History of Toilet Paper Fun Facts
*6 IT用語辞典 e-Words : 用紙サイズ
*7 A4 Paper Format / International Standard Paper Sizes
*8 20040204 人間の味

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