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20030126 キャプテン・スカーレット

 「キャプテン・スカーレット」のDVD$${^{*1}}$$を買った。6枚組である。

 「キャプテン・スカーレット」とは大ヒット作のサンダーバード$${^{*2}}$$の後に作られたスーパーマリオネーション$${^{*3}}$$と呼ばれる精巧な操り人形の30分間ドラマだ。今から30年以上前にテレビジョンで連続放映された。製作はサンダーバードもキャプテン・スカーレットも共にジェリー・アンダーソン$${^{*4}}$$である。

 このDVDを見ていて幼少の頃に疑問に思っていた台詞の意味が初めて解った。

 時代の設定は2068年で、この人形劇が製作されている当時から100年先を想定していた。その頃、人類は世界政府大統領の直属機関である国際平和機構「スペクトラム」を組織していたのであった。

 「スペクトラム」の隊員の間では「了解」と返事をする代わりに「S.I.G.」と答えていた。当時、この部分は吹き替えになっても「エス・アイ・ジー」のままだった。その意味は画面を見ていれば子供でも判ったのだが、聞き慣れない言葉なので一体何と言っているのか$${^{*5}}$$、幼少の頃の私も含め、学友達の間で大きな謎となっていた。

 「イエッサーシー(?)ではないか」とか、「いや、イエス・アイ・ドゥらしいぞ」などと噂されていたが、結局は判らずじまいだった。

 そして今ようやく判った。「S.I.G.」とは「Spectrum Is Green」の略で、色の状態が緑、つまり「それに関して問題なし」という意味らしい。逆の場合はどうなるか。「S.I.R.」Spectrum Is Redで「危険状態」を示すらしい。劇中でスカーレットがそう説明してくれていた。当時、この説明を学友全員が完全に見逃していたか、その説明が誰にも理解できなかったのだろう。

*1 TFC MOVIE DVD&VIDEO [作品タイトル]
*2 20000714 サンダーバードアゴー
*3 S.I.G. Homepage
*4 GERRY ANDERSON BIOGRAPHY
*5 20000901 アラン・ドロン

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