20011123 イシガメとミドリガメとの戦い
私と同様にミドリガメを飼っていらっしゃる読者の方からイシガメのご心配を頂いた。
娘の保育園からやってきたイシガメ$${^{*1}}$$は皮膚病がひどかったので、先住のミドリガメの水槽$${^{*2}}$$と分けて飼っていた。
最近、皮膚病が治ったと判断して、ミドリガメと同居$${^{*3}}$$させた。同居させていることが問題であった。イシガメとミドリガメとは出来れば分けて飼った方がよいという指摘を頂いた。
最初に水槽を分けたのは皮膚病がミドリガメにうつるかも知れないという心配とミドリガメがイシガメをいじめるかもしれないという心配があった為である。後者の心配はミドリガメの食欲が無茶苦茶旺盛なため、これがストレスとなってイシガメが餌を食べられなくなったり、イシガメの尻尾はミドリガメのシッポに比べてかなり長いためミドリガメが餌と間違えて食いちぎるかも知れない、というものであった。
近頃は気温が下がってきたのでミドリガメの食欲はかなり減退してきた。イシガメをいじめる気力もなくなっていると思い同居させた。日中は一緒に甲羅干しをしているのでなんとか共存しているようである。尻尾も食いちぎられていない。冬眠中は餌を食べず殆ど動かないので、冬眠から醒める3月ぐらいまでは同居させる予定である。それ以降は様子を見て考えることにする。
ミドリガメ、イシガメ、クサガメが共存する川や池では住処を巡る闘争が行われているらしい。イシガメとクサガメは元々日本にいて共存していたからこのような闘争はなかったが、ミドリガメの渡来によってイシガメクサガメ連合とミドリガメとの戦いが勃発した。
ミドリガメはイシガメやクサガメの幼体を食べてしまうこともある。逆にイシガメやクサガメがミドリガメの産み落とした卵を掘りかえして食べることもあるという。しかし水質汚濁に強いミドリガメが都市部に近い河川や池で完全に優勢になってしまっている。
*1 20010929 イシガメ
*2 20011014 イシガメが溺れた
*3 20011119 亀達の生活
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