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20001010 高級腕時計
ある雑誌を見ていたら腕時計の広告が目に入った。BLANCPAIN(ブランパン)$${^{*1}}$$の時計だった。
[2100]$${^{*2}}$$トゥールビヨン 世界初の日付表示、8日間パワーリザーブ付のムーブメント搭載。K18ホワイトゴールド$${^{*3}}$$、100m防水。¥10,500,000(消費税別)
時計一つで1千50万円もするというのは凄いことである。これは骨董品でも美術品でもない。新品の工業生産品である。
一方、時を知らせるという同じ機能を持つ1000円以下の時計も存在する。するとこの場合その価格差は1万倍にもなる。同じ機能を持ちながら、こんなにも値段が違う物があるだろうか。普通の時計の値段に慣らされていると値段とは一体何か、と考えてしまう。
この時計の値段の根拠の一つはトゥールビヨン$${^{*4}}$$という仕組みにあるという。これはかなり昔に発明された機械的な仕組みで、時計の姿勢によって針の進みの誤差が発生しないようにしたものである。トゥールビヨンにはかなり細かく精密な部品が使われているようだ。それなりに手間暇が要るのであろう。それにしても1千万円以上というのは凄い。
こんな値段の時計の広告を出すということはその広告を見てその時計を買う人を想定しているのであろう。そんな広告が掲載されている雑誌を見ている私の腕にあるのはパワーリザーブが6時間程度しかない1万円程度の機械式自動巻腕時計である。
*1 Blancpain
*2 Blancpain - 2100 Index Page
*3 ホワイトゴールド
*4 トゥールビヨン脱進機
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