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20000129 マイクロ文字

 現在発行されている紙幣には偽造防止のためマイクロ文字$${^{*1}}$$が印刷されている。大抵のカラーコピー機$${^{*2}}$$ではこのマイクロ文字が潰れてしまって忠実に複写することが出来ないらしい。

 このマイクロ文字は比較的簡単に印刷できて偽造防止効果が高いので各国の最近の紙幣にも多く採用されているようだ。
 日本の紙幣に書かれているマイクロ文字は「NIPPON GINKO$${^{*3}}$$」というローマ字である。千円、五千円、一万円にそれぞれ何個のマイクロ文字「NIPPON GINKO」が印刷されているか。数えてみると千円札では9個、五千円札では7個、一万円札では34個であった。
 最高金額の一万円は34個もマイクロ文字が印刷されているが、二番目の五千円は7個と千円の9個よりも少ない。何故、このような順序が出来たのだろう。偽造防止効果とマイクロ文字の数とがあまり関係なければ、どうして一万円は極端に多いのだろうか。今度の二千円札にはマイクロ文字は何個印刷されるのだろうか。謎は多い。

 ところでマイクロ文字は紙幣のどの部分に印刷されているのか。お手元の紙幣で探してみて下さい。ただし紙幣の番号が茶色のものにしか印刷されていません。

*1 偽造防止対策
*2 リコーおもしろ科学館
*3 豊橋信用金庫 おもしろQ&A

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