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20050614 名大病院

 電車に乗って外を眺めていたら、大きな建物が現れた。その建物は病院だった。「名大病院$${^{*1}}$$」と大きく書かれている。名古屋大学医学部$${^{*2}}$$の付属病院か、と思って何気なく見ていて、変なことに気付いた。

 「名大病院」というのは通称だろう。正式には「名古屋大学医学部附属病院$${^{*3}}$$」か。「国立大学法人名古屋大学医学部附属病院」かもしれない。正式な略称として「名大病院」という名前が定義されているのだろうか。

 念のため商標の登録状態を調べてみる。「名大」や名古屋大学の校章$${^{*4}}$$は登録してあった。

 建物に掲げてある「名大病院」という文字は病院のロゴタイプとして定義された図案なのだろうか。もしそうでないとすると単なる略称、通称を表札として掲げていることになる。こういったことは普通はやらない。

 名古屋駅駅前には「大名古屋ビルヂング$${^{*5}}$$」がある。「ビルディング」ではない。「ビルヂング」である。「ヂ」にした理由は、「ディ」の二文字よりも「ヂ」の一文字の方が工事費が安かったから、という。

 名大病院も同じ理由かもしれない。「名古屋大学医学部附属病院」では二倍以上の工事費がかかる。同じ名古屋人気質の現れだろう。

*1 名古屋大学医学部附属病院
*2 名古屋大学医学部・大学院医学系研究科
*3 名古屋大学医学部附属病院
*4 TM_DETAIL_IMAGE.jpg
*5 大名古屋ビルヂング

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