見出し画像

20050723 クローズド・キャプション(2)

 クローズド・キャプション$${^{*1}}$$・デコーダ(映像信号内埋め込み型ローマ字字幕再生装置)を入手した。

 これは予めビデオなどの映像信号に記録されている文字信号を抽出しそれを変換して画面に字幕として表示する$${^{*2}}$$ための装置である。テレビジョン用の映像信号の一部を使って字幕情報を記録$${^{*3}}$$しているので映像がどのような媒体に記憶されていようと関係なく、普通のテレビジョン受像機で映像を表示する限り字幕を再生することができる$${^{*4}}$$。記録媒体はDVDでもレーザーディスクでもビデオテープでもいい。

 何故そのような装置が欲しかったか。アメリカで販売されているDVDには英語の字幕が殆ど入れられてない。ただし、これはDVD用の字幕の話である。DVD用の字幕は、クローズド・キャプションと違って字幕その物が画像として記録されている$${^{*5}}$$。DVDにおける方式なので字幕さえ入っていればDVD再生機だけで字幕を見ることができる。私が購入したどのDVDにもこの字幕が入っていないが、クローズド・キャプションは入っていると明示されたものが何本かある。

 つい最近買ったDVDにもクローズド・キャプションが入っている$${^{*6}}$$と書いてあった。映像を見ていれば何となく話の大筋は想像できるが、細かいところはさっぱり判らない。英語の字幕でもあれば、理解の助けになる。

 日本国内で販売されている字幕再生装置は四機種あることがわかった。リモコンで操作できる機種$${^{*7}}$$、機能を絞った廉価版$${^{*8}}$$、小型軽量型$${^{*9}}$$、詳細不明型$${^{*10}}$$である。

 これら商品の需要は殆どないはずだ。販売者もそれは重々承知なので「英会話上達に役立つ$${^{*11}}$$」などという幻想を用いて、漠然ともしくは強迫観念で英会話能力が必要と思っている庶民の購買意欲をかき立てながら売っている。一般庶民はこの装置を買ってみても当然のことながら殆ど使わず、ビデオ録画再生装置やテレビジョン受像機の後ろで埃をかぶっているはずだ。

 ならばインターネットオークション$${^{*12}}$$で出品されている可能性が高い。しかももともと需要がないから元値よりもかなり安いはずだ。

 2500円程度でリモコン機能付きの機種$${^{*13}}$$を手に入れることができた。ただしリモコンはない。

 早速、接続した。文字で表示されるとかなり理解度が増す。これは良い買い物をした。

*1 クローズドキャプション 【closed caption】 - goo 辞書
*2 20050315 クローズド・キャプション
*3 jpg00000.jpg
*4 鈴木直美の「PC Watch先週のキーワード」●VBI(Vertical Blanking Interval)ブイビーアイ(垂直帰線消去期間、垂直ブランキング)
*5 DVDの基礎知識 ■サブピクチャー
*6 20050717 ソープ
*7 FA-400
*8 クローズドキャプションデコーダーCCD-10
*9 クローズド・キャプション最新情報 - CCデコーダ
*10 キャプターボーイと標準クローズドキャプションデコーダーの違い
*11 クローズド・キャプション最新情報
*12 Yahoo!オークション
*13 窓の杜 - 【連載】まさおのデバイスパラダイス 第8回:CCデコーダーで最新ハリウッド映画を字幕付き鑑賞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?