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20020824 マリコン

 大阪ガス$${^{*1}}$$が廃棄物となった樹脂製のガス配管$${^{*2}}$$を再利用する技術を開発した。配管材料であるポリエチレン$${^{*3}}$$とペットボトルの材料であるPETポリエチレンテレフタレート$${^{*4}}$$を混合してそれぞれの長所を引き出すようにする技術であるらしい。

 ポリエチレン$${^{*5}}$$とポリエチレンエテレフタレートとを混ぜ合わす技術はそれまで知られていなくて、それを2年半かけて開発したと言う。これによって、ポリエチレンの伸びとPETの強度という各々の長所を併せ持った新しい素材が出来上がった。

 その素材の名前は「マテリアル・リサイクル・コンパティビライズド・ハイパフォーマンス ポリマー樹脂$${^{*6}}$$」と言うらしい。略して「マリコン」と名付けられた。

 この技術は加藤真理子氏$${^{*7}}$$が中心となって開発されたようだ。「真理子」だから「マリコン」となったのだろう。元々の素材の名前が如何にも取って付けたような名前である。最初に「マテリアル(物質的な)」を持ってくるところが如何にも真理子の「マ」のため、と言う感じがする。再利用(リサイクル)するのは物質に決まっているのだから余分である。

 それにしてもこういう遊び$${^{*8}}$$が認められる会社は面白い。

*1 大阪ガス株式会社
*2 8.ポリエチレン管リサイクルシステム
*3 配水用ポリエチレン管協会
*4 PETボトルリサイクル推進協議会
*5 ポリエチレン配管システム
*6 2001年度の環境行動トピックス
*7 都市ガス機器・システム以外の新技術開発
*8 20020204 公の遊び

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